山元町に新たなクラフトビールの拠点「Faló Brewing」
宮城県亘理郡山元町に、待望のクラフトビール醸造所「Faló Brewing」(ファロブルーイング)が完成しました。運営会社の株式会社ファロは、町の中心に位置し、地域とのかかわりを大切にしたビール作りを目指しています。醸造所は旧坂元中学校をリノベーションし、生まれ変わった新たなコミュニティの拠点として期待が高まっています。
ゆったりとした時間を楽しむ場所に
「Faló」とは、イタリア語で「焚き火」を意味します。人々が焚き火の周りに集まり、語り合い、楽しむ様子からインスピレーションを受けて名付けられました。このコンセプトのもと、ファロブルーイングはビールを通じて地域と人々を温め、明かりを灯す存在でありたいと考えています。
「ビールで明日をちょっとしあわせに」というミッションに基づき、以下の三つのテーマで醸造の準備を進めているとのことです。
1.
品質の追求とユニークなものづくり
国際的な品評会でも受賞歴がある技術を活かしながら、新しい味わいを追求するビール造りに取り組んでいます。たゆまぬ探求心と好奇心で、皆さんに驚きと楽しさを届けることを目指します。
2.
ローカルを表現する
地域の特産品や農産物を最大限に活用し、その土地らしさを感じることができるビールを提供します。また、環境への配慮として、麦芽の再利用にも取り組み、持続可能な酒造りを実現しようとしています。
3.
人と地域をつなぐコミュニティの拠点
醸造所は地方に密着し、人々が集い、交流する場所として機能します。閉校した学校の跡地に位置することで、地域の人々にとっての新たな交流の場となることを目指しています。
代表・半田成の想い
代表の半田成さんは、食品や酒類の業界でのキャリアを経て、国内外のブルワリーで培った技術と経験を重ねてきました。彼のビジョンは、「ビールを通じて人と地域を結びつける架け橋になること」。東日本大震災からの復興を遂げた山元町で、新たにビールの力で地域の魅力を発信し、人々に彩りを添えることを目標にしています。
内覧会のご案内
新しい醸造所の完成を祝う内覧会が、2025年9月13日(土)に開催されます。関係者を対象にしたこの内覧会では、醸造所や設備、事業内容についての紹介が行われます。詳細は以下の通りです。
- - 日時: 2025年9月13日(土)午前9時30分〜12時
- - 会場: 宮城県亘理郡山元町坂元山作1(旧坂元中学校)
- - 内容: Faló Brewing醸造所の紹介、事業説明
醸造所の紹介は10時頃から予定されており、試飲やビールの販売は行われないことをお知らせいたします。参加の際は、内履き等をご持参ください。
この機会に新たなコミュニティの拠点として生まれ変わった「Faló Brewing」で、地域の魅力を一緒に楽しんでみませんか?一つ一つのビールが、人々の心に温かさをもたらすことでしょう。詳しい情報や取材のお申し込みは、株式会社ファロまでお問い合わせください。