ローソン向けのEVトラック導入
三菱食品株式会社は、株式会社ローソンおよびその子会社である株式会社ベスト・ロジスティクス・パートナーズと連携し、2026年1月より、ローソン向けのチルド配送にEVトラックを導入することを発表しました。これにより、運送業界の脱炭素化に向けた重要な一歩が踏み出されることとなります。
EVトラック導入の背景
近年、気候変動対策が求められる中、企業の環境への取り組みがますます重要視されています。三菱食品では、これまでにも燃料電池トラックやバイオ燃料の利用を通じてCO₂排出削減に取り組んできましたが、今般のEVトラック導入は、さらなる環境負荷の軽減を目指すものです。
これらのEVトラックは、三菱ふそうトラック・バス株式会社製の「eCanter」で、2台が導入されます。牛乳や野菜などの冷蔵食品を迅速に配送する際の温度管理を確保しつつ、環境への配慮も同時に実現することが期待されています。
エコな電力供給と充電インフラ
EVトラックの走行に必要な電力は、MCリテールエナジー株式会社が提供するCO₂フリーの電力プランを利用します。これは、従来の配送に比べて年間約35.4トンのCO₂排出を削減すると見込まれており、この取り組みは国内の配送業界全体においても大きな意味を持つでしょう。
さらに、三菱商事株式会社はユアスタンド株式会社と連携し、EV充電設備の設置を進めることで、充電インフラも整備されます。これにより、物流プロセス全体が環境に配慮したものへとシフトしていくでしょう。
持続可能な社会に向けたさらなる取り組み
三菱食品、BLP、ローソンは「2050年カーボンニュートラル」を目指し、2030年には2016年度対比でのCO₂排出量を60%削減する目標を掲げています。これを実現するため、サプライチェーン全体でのCO₂排出量の可視化と削減を進めており、持続可能な社会の実現に向けた取り組みに力を入れています。
ローソンは2030年までに1店舗あたりのCO₂排出量を2013年対比で50%削減、2050年には100%削減する目標を設定しており、省エネルギーと創エネルギーの施策を進めています。
今後の展望
三菱食品、BLP、ローソンの三社は、今回のEVトラック導入による効果を検証したうえで、今後さらに全国の物流拠点へのEVトラック導入拡大を検討しています。これにより、カーボンニュートラルの達成に向けた取り組みが強化され、環境保護に寄与することが期待されます。
このように、三菱食品とローソンの連携によるEVトラック導入は物流業界における地球環境への配慮の新しいスタンダードとなる可能性があります。今後の展開が非常に楽しみです。