ウィメンズアイの宣言
2025-06-05 12:56:33

地域と共に未来を拓くウィメンズアイの環境アクション宣言

地域と共に未来を拓くウィメンズアイの環境アクション宣言



東日本大震災を契機に設立されたNPO法人ウィメンズアイが、2025年5月30日に「ウィメンズアイ環境アクション宣言 〜地域とともに、持続可能な未来へ〜」を発表しました。この宣言は、地域に根ざした「ジェンダー平等と女性のエンパワーメント」を実現する活動の一環として、私たちが環境問題にどのように向き合っていくかを示すものです。

環境アクション宣言の6つの柱


ウィメンズアイは、持続可能な社会の実現にむけて以下の6つの柱を掲げています:

1. 資源を大切に使う
使い捨てを避けることに注力し、リユースやリサイクルの徹底を図ります。

2. 地元の資源を活かす
地産地消を推進し、地域経済の循環を支えます。

3. 環境負荷の少ない移動を推奨
公共交通や乗り合い、徒歩など環境に優しい移動手段を奨励します。

4. エネルギーの使い方を見直す
省エネや再生可能エネルギーの利用を進めます。

5. 学び合いを通じて意識を育てる
参加型の学習機会を創出し、環境意識を深めます。

6. 地域と協力して行動する
地域住民や団体との協働を大切にし、共に行動します。

策定のプロセスと意義


環境アクション宣言の策定にあたり、ウィメンズアイのスタッフは今年4月に気仙沼でワークショップを開催し、環境への取り組みについての方針を確認しました。この場では、スタッフ一人ひとりが持つ経験や視点が生かされ、多様なアイデアが出し合われました。ワークショップは民主的かつ創造的な対話の場となり、方向性を共に考えるプロセスが重要視されました。

特にファシリテーターを務めた矢野明日香さんは、地域でサステナブルな暮らしを実践しながら、「日常生活の中でできることから少しずつ環境問題に関わっていく」ことを提唱しています。

背景となる出来事


「グラスルーツ・アカデミー」の活動を通じて、地域で次世代の女性たちが学ぶ場を提供してきたウィメンズアイですが、過去に経験したある出来事から環境問題への意識が高まりました。それは、地元のケータリングを利用する際に、地元素材を活かした美味しい料理とともに大量の使い捨てプラスチック容器が使われていることに気づいた瞬間です。この出来事は、単なる「お願い」ではなく、具体的なアクションとして環境に配慮する必要があると気付かせてくれました。

今後の取り組み


9月には奈良県明日香村で「グラスルーツ・アカデミー in 奈良」が開催され、この宣言に基づいた具体的な取り組みを試みる予定です。食事、移動、学びの方法を見直し、参加者との共同作業を通じて環境意識を育てるリアルな体験を提供します。

ウィメンズアイでは、この宣言を基に全ての運営活動において環境負荷を軽減する選択を実践し続けることを目指します。日々の活動を通じて、環境への責任を果たしながら、地域において持続可能な変化を促進していく所存です。

NPO法人ウィメンズアイについて


ウィメンズアイは、宮城県南三陸町を拠点に、地域に根ざしたエンパワーメントを実践している非営利団体です。課題の中にある希望を見つけ、声を上げられない思いや悩みを受け止めることで「わたし」からの変化を地域へ広げる力を信じて活動をしています。

お問い合わせ先


特定非営利活動法人ウィメンズアイ
E-mail:[email protected]
電話:0226-25-9517
住所:〒988-0474 宮城県本吉郡南三陸町歌津字田表35-1


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