故・三浦良己作品展 -父が描きたかったもの-
2025年6月14日から18日にかけて、仙台市のせんだいメディアテークで「故・三浦良己作品展 -父が描きたかったもの-」が開催されます。この展覧会は、株式会社開日ホールディングスが立ち上げた新プロジェクト「Artist Around U -あなたのまわりのアーティスト-」の第一弾として企画されました。特に、三浦良己という画家の作品に目を向け、彼の芸術を通じて父への想いを共感できる機会となります。
三浦良己は、2024年にこの世を去った東北の画家であり、宮城県芸術協会の一員として数多くの展覧会に出展してきました。彼が生前に描き続けた油彩画は数百点に及び、その中には故郷・秋田県の「なまはげ」をテーマにした作品も含まれています。今回の展示では、息子の良太が心を奪われた作品を中心に、風景画や草花、肖像画など多岐にわたる作品が並びます。
「なまはげ」の定義は、秋田県における伝説的な存在として知られており、そのユニークな姿は多くのアートや文化に影響を与えています。また、三浦良己の作品には、彼がなぜこのテーマを選んだのか、何を伝えたかったのかという深いメッセージが込められています。
良太の想いと展示の意義
良太は父の死去後、その作品の整理を進める中で、大量の絵画に対して焦りを感じたと語ります。それでも、父が描いた作品を無にすることはできず、彼の生きた証を残すべく、この展覧会を開催することを決意しました。父の「なまはげ」に込めたメッセージを通じて、観覧者が彼の気持ちに触れることができればと願いを込めています。
また、展示風景は撮影されてデジタルアーカイブとして保存される予定です。この取り組みにより、いつでもアクセスできる環境を整え、後の世代にも伝えられるアートの場を創出します。良太は、父の作品を観ることで、訪れた方々が彼の思い出を共に感じ取る時間を大切にしたいと考えています。
展覧会の詳細
「故・三浦良己作品展」の詳細は以下の通りです。参加者は、入場無料で作品を楽しむことができます。特に、良太が手がけるアートプロジェクトも展示されるため、三浦良己のアートだけでなく、次世代のアーティストの視点も味わえる貴重な機会です。
- - 会期:2025年6月14日(土)~6月18日(水)
- - 時間:10:00~19:00(最終日は16:00まで)
- - 会場:せんだいメディアテーク 5階ギャラリーc
- - 場所:仙台市青葉区春日町2-1
- - 主催:株式会社開日ホールディングス
- - 運営:合同会社ターンアラウンド
Artist Around U -あなたのまわりのアーティスト-とは
このプロジェクトは、故人や身近な人が残したアートをデジタル形式で保存・アーカイブし、展示の機会を提供することを目指しています。子供のころの絵や工作なども対象にし、未来を見据えた大切な記憶を共有する場を提供します。
詳しい情報や問い合わせは、以下のリンクからアクセス可能です。
「故・三浦良己作品展」の開催を通じて、多くの人々に三浦良己のアートと想いを感じていただければ幸いです。ぜひ、多くの方のご来場をお待ちしております。