西武信用金庫ががん保険福利厚生プランを導入
西武信用金庫(西武信金)は、職員ががんに罹患した場合でも安心して治療と仕事を両立できる環境づくりを進めるため、SBI損害保険株式会社(SBI損保)との連携を強化し、がん治療費を実額補償する「がん保険福利厚生プラン」を導入しました。このプランは、2023年6月1日から始まり、信用金庫としては初の試みです。
導入の背景
最近、労働人口の減少や健康志向の高まり、企業の社会的責任に対する認識が進んでいます。経済産業省は健康経営優良法人認定制度を設け、企業が持続的に成長するためには健康経営が重要だと発信しています。また、がん罹患者の約3分の1は就労世代であることから、企業はがんに罹患した職員への就労支援が求められています。
西武信金は「人間主義=人がすべて」を基本理念に掲げており、役職員が最大限の能力を発揮できる環境を作ることを目指しています。その一環として、団体3大疾病保障保険や団体長期障害所得補償(GLTD)、さらに特別休暇の「メディカルケア休暇制度」を導入し、職員ががんと診断された際の経済的な不安を軽減するためにがん保険福利厚生プランを導入することにしました。
このプランの名称「S・S保険」は、若くしてがんで亡くなった職員への追悼として付けられました。
がん保険福利厚生プランの内容
「がん保険福利厚生プラン」は「治療をあきらめない」というコンセプトの元に設計されています。保険診療だけでなく、自己負担となる先進医療や自由診療も実額で補償し、多岐にわたる選択肢の中から最適な治療法を選べるようにサポートします。また、職員と人事担当者が利用できる「がん治療と仕事の両立支援サービス」や、セカンドオピニオンの手配、広範囲にわたる健康管理サービスを提供します。
これにより、職員が自らの健康を管理し、日常生活や治療に関する不安を相談できる環境が整います。特に、育児やメンタルヘルス、治療後の回復・心のケアまでをサポートする体系的なサービスが用意されています。
職場環境の改善と企業成長の観点
西武信金は、職員が健やかに生き生きと働ける環境を整備することが、職員自身やその家族の幸せにつながると考えています。その結果、組織の活性化や持続可能な企業の成長にも寄与することが期待されます。今後も、万が一の備えと日常の安心を両立する支援体制を強化し、職員が安心して長く働き続けられる環境を整えていく方針です。
このように、がん治療において重要な経済的支援を提供することは、企業の新たな社会的役割となっています。西武信用金庫の取り組みは、他の企業にとっても良い手本となることでしょう。