8月14日は「廃車リサイクルの日」
毎年8月14日は、日本記念日協会に認定された「廃車リサイクルの日」です。この日を機に、自動車の廃車を通じたリサイクル活動が広められています。特に注目されるのは、経済的な支援を必要とする被災地への寄付活動です。
廃車リサイクルの意義
一般社団法人日本カーシェアリング協会は、宮城県石巻市に本拠を置く非営利団体で、2011年の東日本大震災の後に設立されました。この協会は、廃車予定の車両を全国から募り、その運用を通じて被災地の支援を行っています。
寄付された車両は、提携する自動車専門のリサイクル会社が引き取り、その状態に応じて廃車として資源を再利用したり、中古車として流通させたりします。この過程で得られた資金は、協会の活動資金となります。
昨年には500台以上の車を利用し、およそ5,000件の貸出を行い、能登半島地震をはじめとする様々な災害に対する支援を続けています。特に重要なのは、こうした支援に必要な資金を調達する取り組みであり、その中で「リサイクル寄付」が重要な役割を果たしています。
「リサイクル寄付」とは?
リサイクル寄付とは、不要になった自動車を寄付することで、被災地の支援資金を生み出す仕組みです。支援を受ける側も、寄付を行う側も、地域社会全体にとって有意義な活動となります。特に、車を失った方々にとって、生活再建には車が欠かせない存在です。
昨年の能登半島でのプロジェクトでは、275台の車両が寄付され、1,080万円の寄付金が集まりました。それによって、協会は復興支援を続けることが可能となっています。
寄付の流れ
車両の寄付を希望する方は、協会の公式ウェブサイトから申込フォームにアクセスし、必要事項を記入することから始まります。その後、協会の担当者から寄付の流れや必要書類についての説明を受けることができます。寄付が確定した後は、指定した日時に引き渡しを行い、寄付が完了します。寄付金額が確定した際には感謝状が送られ、寄付者に対しても感謝の意を表します。
被災地への持続的な支援
具体的には、昨年の能登半島地震や鹿児島の豪雨被害に際しても、被災者のニーズに応じて車を無償貸出しする活動が続いています。鹿児島では現地調査を実施し、車を失った方々への支援を決定。8月14日の廃車リサイクルの日には、全国からのリサイクル寄付を呼びかけ、被災地へのより一層の支援を行っています。
参加の呼びかけ
「廃車リサイクルの日」にあたるこの機会に、あなたの車を寄付することで、被災地支援にご協力いただけないでしょうか?車を手放す際に寄付という選択肢を考えることで、地域社会が抱える課題を一緒に解決していきましょう。詳細については協会の公式ウェブサイトをご覧いただくか、直接お問合せください。
寄付による支援活動は、私たち一人一人の身近な行動が大きな力となります。ぜひ、不要となった車をお持ちの方は、寄付を考えてみてください。そして、あなたの一歩が多くの人々を助ける礎になるかもしれません。
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寄付申し込みフォーム