段階的な地方経営の新たなモデルを模索
宮城県仙台市に拠点を置くMAKOTOグループは、山形県酒田市に本社を構えるサンリキュールグループとの提携を発表しました。この協力関係は、現在の人口減少という厳しい現実を前にして、どのように地方経営を成長させていけるかを共に探求することを目的としています。
アライアンスの意義
地方経済が直面している問題には、人口減少による事業の存続危機があります。この危機は単独の企業の力では乗り越えられないと、MAKOTOグループは認識しています。そこで、企業同士の協力がカギとなる新しい形のアライアンスが不可欠であると考え、「MAKOTOアライアンス」を推進しています。
サンリキュールグループも同様の問題意識を持ち、アライアンスを通じて新たな成長機会を得られることを期待しています。「MAKOTOアライアンス」へ参画することで、地域経済への貢献はもちろん、企業全体の成長を実現するための土台を築くことが期待されています。
具体的な活動内容
本アライアンスでは、以下の専門部会を設けて具体的な課題解決に取り組みます。
1. 経営・新規事業
2. バックオフィス・管理
3. 営業・マーケティング・広報
4. 採用・組織づくり
5. DX・AI(デジタルトランスフォーメーション)
特にDX・AIの領域では、株式会社MAKOTO Primeの代表である竹井智宏氏がメンターとして関与し、生成AIツールの活用を通じて生産性向上を目指します。各企業の知恵を結集し、効率的な業務運営や新たな価値創出に貢献していきます。
月に一度の社長会でのディスカッションや、四半期ごとのアライアンスLABを通じて、各企業が一体となり未来を築くエコシステムの構築を進めていきます。
両グループのビジョン
MAKOTOグループの代表、竹井氏は「私たちが東日本大震災を契機に創業した際から、常に地域の未来を考えてきました。MAKOTOアライアンスはその具体的な成果の一つです。今回、サンリキュールグループとの連携を実現できたことを大変嬉しく思っており、これを通じて東北を元気にする活動を加速させていきたいです」と述べています。
彼らは、アライアンスを通じて新たな経営の在り方を提案し、地域と共に成長を果たしていく所存です。
サンリキュールグループの紹介
サンリキュールグループは2004年に設立され、「全従業員の幸福を追求し、企業価値の拡大を図る」という理念のもと、様々な事業を展開しています。中でも、通信コンサルタント、人材派遣、M&A投資、ペット関連事業など、多岐にわたる分野で地域貢献をし、中小企業として地域経済に寄与することを目指しています。
未来への取り組み
このように、MAKOTOグループとサンリキュールグループの協力は、単なる企業連携にとどまらず、地域全体の持続的成長を可能にするものです。企業としての成長だけでなく、地域との共生を実現するために、双方が持つ強みを生かして進んでいくことでしょう。今後の展開に注目が集まります。