今野醸造の受賞
2025-10-02 11:34:24

宮城の誇る『今野醸造』、吟醸醤油が農林水産大臣賞を8度目受賞

宮城の誇る『今野醸造』、ついに8度目の栄冠



宮城県加美町に位置する有限会社今野醸造が、全国醤油品評会の最高賞である農林水産大臣賞を受賞しました。これは同社の“吟醸醤油”によるもので、これで通算8度目、同商品としては7度目となります。今回の受賞は、全国303点から選ばれた快挙であり、今野醸造は全国最多受賞の記録を更新しました。

受賞の背景と評価



受賞は、令和7年10月1日に東京・ロイヤルパークホテルで行われた「醤油の日の集い」にて発表されました。主催は日本醤油協会で、農林水産省が後援しています。受賞は品質重視の理念と、料理人からも高く評価される本格派の味作りによるものです。今野醸造では、従業員16人という小規模な蔵元ながらも、品質を最優先にした製造方法を守り続けています。

厳選された醤油製造のこだわり



今野醸造の背景には、30年前の「醤油造り存続の最後の挑戦」という苦境がありました。その中で生まれたのが、現在の自慢の“吟醸醤油”。この製品はその後、口コミで評価が広まり、2004年に初めての農林水産大臣賞を獲得しました。以降、受賞を重ねることでその名は全国に広まりました。

特に、醤油の味を決定づける“火入れ”の工程は重要で、ここでは職人が温度や時間、対流を細かく調整しています。機械では出せない繊細な香りと旨味が、評価の原動力となっています。

思わぬ食材との相性



吟醸醤油は、和食全般はもちろん、特に和牛との相性が抜群です。和牛の脂の甘さと深い旨味を引き立てるこの醤油は、料理の名脇役となることを目指しています。さまざまな料理人の評価も高く、ジャンルを超えて多くの料理に活かされています。

今野醸造の地域性と伝統



創業は明治36年。宮城県加美町は、世界農業遺産「大崎耕土」の美しい自然に囲まれた穀倉地帯です。ここでは、醤油以外にも仙台味噌などの製造を行っており、自社農場での原料栽培も大切にしています。持続可能な開発目標(SDGs)を意識した製品作りにも取り組んでおり、地域の発展に貢献しています。

受賞記念の商品と今後の展望



受賞に伴い、特別仕様のボトルが限定販売される予定で、全国で注目を集めています。今後も、品質を維持しながら新しい挑戦を続け、日本の食文化を世界に広げていくことを目指しています。

代表取締役社長の今野昭夫氏は、「醤油造り存続の最後の挑戦が結実した」と喜びを語り、地域の皆様とともに作り上げた成果としてこの受賞を捉えています。これからも、伝統を守りながら革新を続け、未来に向けての希望を醸し出していく意志を示しています。

公式オンラインショップや各地のスーパーマーケットで、その味わいを体験することができます。ぜひ一度、お試しください。


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