函館産昆布を使用した新メニューの誕生
株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、北海道内の店舗にて8月1日より、「函館産の昆布を使用したおむすび」と「冷たいラーメン」を販売開始しました。これらの新商品は、温暖化の影響で昆布の生育が減少している現状に対する地域の取り組みと密接に関わっています。
地域を守り育てるプロジェクト
近年、日本の海においては、温暖化や磯焼けといった自然環境の変化により、特に北海道における昆布の生育が危機的な状況に直面しています。この問題を解決するために、函館市では、北海道大学や地域の企業、そして市民が連携して「函館マリカルチャープロジェクト」を始動しました。このプロジェクトは、地域の豊かな水産資源を持続可能に利用し、昆布の藻場を再生することを目的としています。
セブン‐イレブンは、この取り組みを支援するために、函館近海で獲れた昆布を使用した商品を販売することを決定しました。特に、今回の商品の昆布は、函館市との協力のもとで新たに立ち上げられた「海とこんぶの森プロジェクト」を通じて調達されたものです。これにより、地域の環境を守るための活動がより一層進められることが期待されます。
新商品紹介
一膳御飯おむすび道産秋鮭と昆布
・ 価格: 198円(税込213.84円)
・ 発売日: 8月1日(金)~
・ 販売エリア: 北海道
このおむすびは、道産の秋鮭と函館市産の昆布を用いた炊き込み御飯で、一膳分のご飯を贅沢に使っています。鮭の皮から取っただしと昆布の旨みが絶妙に絡み合い、食べごたえのある一品となっています。
冷たい函館塩ラーメン
・ 価格: 560円(税込604.80円)
・ 発売日: 8月1日(金)~
・ 販売エリア: 北海道
こちらの冷たいラーメンは、函館真昆布を使用しており、その旨みと甘みを引き立てたスープが特徴です。北海道産の小麦を使用した中華麺と、具材には北海道噴火湾産の帆立が加わり、心地よい一杯に仕上がっています。特にこのラーメンは、函館市のプロジェクトとの連携によって初めて「函館真昆布」の名を冠しています。
持続可能な未来を目指して
セブン‐イレブンは、これからも地域の課題解決を視野に入れながら、質の高い商品開発に取り組んでいく方針です。今回の新メニューは、その一環として地域の特産品を使用し、美味しさだけでなく地域への貢献も意識したものとなっています。
藻場再生を進めるプロジェクトに対する寄付活動も行っていることから、これらの商品を購入することが、その支援にもつながります。訪れた際には、是非新たな「函館の味」を楽しんでみてはいかがでしょうか。地域の美味しさと持続可能な未来を一緒に味わうことができるこの機会、見逃せません。