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宮城で社会起業家が集結！「TOHOKU SOCIAL INNOVATION SUMMIT 2025」成果発表会

2025年2月11日、仙台市の仙臺緑彩館で、「TOHOKU SOCIAL INNOVATION SUMMIT 2025」が開催されました。このイベントは、地域の社会起業家を支援するプログラム「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER」の成果を発表する場として、多くの関心を集めました。

イベントの概要とハイライト

本イベントでは、2つのアクセラレーションプログラムから選ばれた9名の社会起業家がそれぞれの事業をピッチ形式で紹介しました。審査の結果、Saccora Share Global株式会社の石頭悦さん、株式会社グリーディーの浜出理加さんが大賞を受賞しました。

基調講演は、株式会社Ridiloverの安部敏樹代表が行い、地域における社会課題解決の重要性やイノベーションの可能性について語りました。このセッションでは、会場からの質問が多く寄せられるなど、参加者の関心の高さが伺えました。

大賞受賞者のピッチ内容

Saccora Share Global株式会社 石頭悦氏

彼は、岩手県の伝統技術「裂き織」を通じて、障がい者と社会との繋がりを強化する取り組みを発表。これまでにオニツカタイガーやsnowpeakとのコラボレーションを実現し、今後はハイブランドとの新たな展開も視野に入れています。発表後の交流会では、裂き織商品の展示販売も行われ、来場者がその魅力を体験していました。

株式会社いちたす 大窪由衣氏

保育園向けのコンサルティングサービスを展開する大窪さんは、「じむぱす」なる新サービスを発表。保育園経営者が業務に追われる状況を改善し、保育の質向上に寄与することを目指しています。その中で「大人の余裕が子どもの未来をつくる」というメッセージを発信し、参加者の共感を呼びました。

株式会社グリーディー 浜出理加氏

浜出さんは、アロマブランド「天然回帰」を展開し、地域資源の再利用と女性の雇用創出に取り組んでいます。地域の未利用の天然資源を活用しながら、女性が自分のやりたいことを実現できる社会を作ることを目指しており、その熱意が多くの支持を集めています。

株式会社Pallet 羽山暁子氏

羽山さんは、「あっぱれ」という新サービスを紹介しました。地域で生きる女性が自分らしく働ける社会を実現するため、女性のスキル向上を図り、そのスキルを活かして中小企業をサポートする仕組みを構築することを目指しています。

受賞コメント

受賞者の石頭さんは「ゼロからのスタート」という気持ちで新たな挑戦に臨み、浜出さんも「社会を大きく変えるにはもっと力をつける必要がある」と語りました。両者ともに今後の展望に期待を寄せる姿勢が印象的でした。

今後の行事と社会起業家への期待

イベントの成功を受けて、3月14日には福岡で「MEET UP」が開催され、九州の企業との共創を目指したプレゼンテーションが予定されています。社会起業家たちの成長を支え、地域の社会的インパクトを拡大する取り組みが続いています。今後の展開に目が離せません。

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