津波被害からの再生を目指すカキ漁師の挑戦
宮城県気仙沼市の大島に位置するカネキ水産は、津波によって流失した牡蠣養殖の筏を復旧するため、クラウドファンディングを立ち上げました。このプロジェクトは7月30日のロシア・カムチャッカ半島沖地震による津波で失われた筏を再建し、新たに宮城県初の新品種「島乙女(仮)」の養殖を再開させることを目指しています。
クラウドファンディング成功の兆し
具体的には、クラウドファンディングの支援総額が680万円を超え、630名以上の支援者から支持を得ています。これまでの達成率は約68%ですが、残り2週間で最終目標の1,000万円達成を目指すため、さらなる支援が呼びかけられています。支援者には、特別な返礼品として「島の日干し牡蠣」と「島のホタテ」を用意しました。
特徴的な返礼品
今回提供される「島の日干し牡蠣」は、気仙沼大島のべきな海で育った新鮮な牡蠣を使用しており、一般販売としては初の試みとなります。そのため、「幻の牡蠣」としてメディアでも紹介されています。また、返礼品には「島のホタテ」も含まれ、多くの人々にその味を楽しんでもらうことが期待されています。これらの返礼品を通じて、海の再生に向けた気仙沼大島の挑戦を広めたいと考えています。
支援者へのメッセージ
プロジェクトのリーダーであるカネキ水産の漁師は、支援者への感謝の意を表渡し、進捗を共有するために動画やレポートも提供しています。今後、支援者には感謝の気持ちを込めたお礼メールや復旧レポートが発送される予定です。支援してくださった皆様の想いを胸に、プロジェクトを進めていくとのこと。
クラウドファンディングの仕組み
このクラウドファンディングは、Shopifyベースの独自システムを採用しており、手数料を抑えた運用を行っています。一般的なクラウドファンディングサイトの手数料は約20%ですが、実費の5〜7%のみで運営されています。このため、集まった支援金はすべて筏復旧の費用に充てられる仕組みになっています。
まとめ
カネキ水産のクラウドファンディングは、地域資源の再生と新たな牡蠣養殖を通じて、気仙沼の漁業の復興を目指す試みです。日本の海と地域経済の未来をつなぐこのプロジェクトにぜひ注目し、支援してみてはいかがでしょうか。さらなる情報や詳細については、公式サイトやYouTubeチャンネルをご覧ください。皆様のご支援が、気仙沼の海の再生につながります。