宇宙輸送の未来へ
2025-09-17 13:26:44

ElevationSpaceがプレシリーズBラウンドで11億円を調達し新たな宇宙輸送サービスを加速

宇宙から地球へ 新たな輸送インフラを目指して



2021年に創業した株式会社ElevationSpace(エレベーションスペース)は、日本が誇る小型衛星を活用した再突入技術を基に、宇宙から地球への新しい輸送サービスを展開しています。最近、同社はプレシリーズBラウンドで11億円の資金調達を成功させ、累計調達額は37億円に達しました。この資金調達をもとに、同社は日本初の民間再突入衛星「あおば」の打上げ準備を進めており、今後の事業展開が期待されています。

資金調達の意義



ElevationSpaceの代表取締役CEO、小林稜平さんは、「誰もが宇宙で生活できる世界を創り、人の未来を豊かにする」というミッションの下、同社のビジョンを語ります。宇宙から地球への新しい輸送インフラの確立は、宇宙環境を利用した研究やビジネス活動にとって重要なステップです。今回の資金調達を通じて、宇宙事業を加速させる体制の強化が進められています。

「あおば」の開発と事業化



現在、ElevationSpaceは、「ELS-R(イーエルエスアール)」という宇宙環境利用・回収プラットフォームの事業化を進めています。これは、無重力環境を活かした実験や実証を無人の小型衛星で行い、その成果を地球に持ち帰るサービスです。また、高頻度物資輸送を実現する「ELS-RS(イーエルエスアールエス)」も計画中です。特に「おうば」の打上げは2026年後半を見込んでおり、多くの関係者が期待を寄せています。

技術面と体制の強化



資金調達後、ElevationSpaceは組織体制を50名以上に拡大し、エンジニアリングモデル(EM)の完成や各種環境試験の実施を進めています。さらに、福島工場の開設や、豊田自動織機との耐熱材料の共同開発も行っており、技術面でも着実な進展が見られます。同社が参画するNeSTRAは、火星着陸機開発や低軌道からの大気圏再突入実証プロジェクトも進めており、今後の宇宙事業の更なる推進が期待されています。

地域企業との連携



ElevationSpaceは、今後、東北、九州、山陰などの地域企業や銀行との協力を強化し、新産業創出を目指すとしています。この動きは、地方経済への貢献や地域産業の活性化にも寄与することでしょう。

まとめ



宇宙事業はこれからますます注目を集める分野であり、ElevationSpaceの取り組みは、日本における宇宙輸送サービスの新たな可能性を示しています。投資家や地域企業と共に未来に向かって挑戦し続ける同社の動向から目が離せません。国内外の宇宙ビジネスへの成長が期待される中、今後の展開が楽しみです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

関連リンク

サードペディア百科事典: ElevationSpace 宇宙輸送 再突入衛星

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。