気持ちを上手に伝えるための絵本『なかなかいえない ウウントネ』
2025年9月18日(木)に発売される絵本『なかなかいえない ウウントネ』は、新たな子ども向けの物語として注目されています。この作品は、言葉で感情を表現することが苦手な子どもたちに寄り添った内容で、彼らの気持ちを代弁するストーリーが展開されます。著者のいげたゆかりさんが描くこの絵本は、単なる読み物としてだけでなく、子どもたちが自分の内面を理解し、しっかりと表現できるようにサポートする役割を持っています。
横澤夏子さんも称賛!
お笑い芸人の横澤夏子さんは、三姉妹の母親としての経験を基にこの絵本を推薦しています。彼女が本書を読み、「人と話すときにドキドキする理由を教えてくれる」とコメントしていることからも、親子でこの絵本が持つ力を実感したことが伺えます。少しでも気持ちを言葉にする手助けができればという願いが込められています。
主人公のなおくんの冒険
この物語の主人公、なおくんは、心の中で生まれた「気持ちのたまご」を持っています。彼が通う幼稚園での音楽発表会に向けて、自分の好きな楽器を選ぶことに挑戦します。しかし、なおくんは自分の気持ちをうまく言葉にできず、戸惑いながらも「たまご」として表現される心の声を旅に出します。気持ちのたまごは、さまざまな場所を巡り、なおくんが本当にやりたいことを見つけていく過程が描かれています。
読者の声
発売前に公開された「ネットギャリー」に寄せられた感想は、すでに多くの共感を呼んでいます。「頭の中で言葉がぎゅーっとなる感覚が共鳴した」「なおくんの気持ちが鮮やかに描かれていた」といった感想が寄せられ、子どもたちが抱える悩みを見事に形にしているとの声が多く見受けられました。特に、なおくんが心の中で感じる「緊張や戸惑い」が、まるでリアルな感覚として表現されており、子どもだけでなく大人にも響くメッセージが込められています。
著者いげたゆかりのプロフィール
いげたゆかりさんは宮城県出身で、東京女子大学卒業後、絵本作りを学びました。彼女は、劇団こぐま座の舞台美術も手掛けるなど、さまざまな活動を通じて絵本の世界に身を置いてきました。数々の受賞歴を持ち、本作は市販される絵本としては初めての作品です。独自の視点から描かれた物語は、子どもたちの心を豊かにするでしょう。
絵本情報
『なかなかいえない ウウントネ』は、心の声を「たまご」で表現したユニークなスタイルが特徴です。「やりたいことがわからない」という子どもたちに寄り添い、彼らの気持ちを理解しようとするこの絵本は、家庭内での会話のきっかけともなりそうです。ぜひ、子どもたちと一緒に手に取って、新しい感情の扉を開いてみませんか?
- - 書名: なかなかいえない ウウントネ
- - 著者: いげたゆかり
- - 発売日: 2025年9月18日(木)
- - 定価: 1,650円(税込)
- - 仕様: A4変型・24ページ
- - 発行: 株式会社世界文化社
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