宮城の一ノ蔵、フランスで栄光の三冠を達成
フランスのフード&ドリンク界で名を馳せる日本酒コンテスト「Kura Master2025」において、宮城県の株式会社一ノ蔵が見事、優秀賞、プラチナ賞、金賞という三つの賞を受賞しました。この成果は、特に日本酒界において重要な出来事であり、地元宮城の誇りとも言えます。
Kura Master2025とは
「Kura Master」は、フランスで開催される日本酒コンクールで、2017年からスタートしました。フランスの食文化における飲み物の重要性に重きを置きつつ、日本酒を評価する場として位置づけられています。今年はパリ市内のエスパス・シャラントンで開催され、6月10日には審査結果が発表されました。このコンクールは、フランスのトップソムリエやシェフ、バーマンなど、合計135名のプロフェッショナルによって運営されています。
一ノ蔵の受賞内容
今回、一ノ蔵が受賞したのは以下の通りです:
- - 優秀賞:一ノ蔵 Madena(マデナ)
- - プラチナ賞(古酒部門):一ノ蔵 Madena
- - 金賞(大吟醸酒部門):一ノ蔵 大吟醸
この栄誉ある受賞の中でも、一ノ蔵 Madenaは特に注目を集めています。古酒部門でのプラチナ賞は、特別な製法によって生まれる風味が評価された結果と言えるでしょう。
一ノ蔵 Madenaの魅力
Madenaは、宮城県産の米を使い、マデイラワインの製法を応用した独自の日本酒です。このお酒は加温熟成の助けを借りて、まろやかな甘味と香ばしいカラメル風味をもち、見た目は美しい琥珀色をしています。地元大崎市の鳴子温泉の温泉熱を利用した製造プロセスが功を奏し、特別な味わいを生み出しています。
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原材料:米(宮城県産)、米こうじ、醸造アルコール
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アルコール分:18%
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精米歩合:65%
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希望小売価格:720ml 6,600円、180ml 1,980円
一ノ蔵 大吟醸の特徴
もう一つの受賞酒、一ノ蔵 大吟醸は、宮城県産の「吟のいろは」を100%使用し、軽やかでフルーティーな口当たりが特徴です。喉越しの良さも際立ち、日本酒初心者から愛好者まで幅広く支持を受けています。
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原材料:米(宮城県産)、米こうじ
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アルコール分:15%
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精米歩合:40%
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希望小売価格:1.8L 6,600円
まとめ
Kura Master2025での一ノ蔵の成功は、フランスと日本の架け橋ともなる素晴らしい成果です。地元の誇りであるこの素晴らしい日本酒を体験し、一ノ蔵の魅力をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。日本の伝統と革新が見事に融合したこのお酒は、贈り物や特別な場面での一杯にぴったりです。購入は、最寄りの日本名門酒会加盟店または公式ウェブサイトから可能です。