新たな便利さを提供！太平洋フェリーのスマート乗船サービスが登場

太平洋フェリーの新サービス『スマート乗船』の導入

名古屋、仙台、苫小牧を結ぶ太平洋フェリー株式会社が、2025年1月26日より『スマート乗船』サービスを開始します。このサービスは、搭乗手続きを簡素化し、よりスムーズな乗船を実現することを目的としており、特にデジタル化が進む現代において多くのお客様にとって革新的な体験を提供するものです。

モバイルQR搭乗券とは

この新しいサービスは、モバイルQR搭乗券の配信によって成り立っています。具体的には、インターネットでの予約と、乗船日前日までのWEB名簿登録および事前決済を行ったお客様に、乗船日当日の出港3時間前を目安に搭乗券のURLが指定のメールアドレスに送信されます。

今後は電話予約のお客様にも対応を拡大し、より多くの方がこの便利なサービスを利用できるようになる予定です。このQR搭乗券は、車両ありのお客様は新設された車両ステッカー発券機を利用して手続きが行えます。

スムーズな乗船手続き

従来は全てのお客様がチェックインカウンターでの手続きが必要でしたが、スマート乗船の開始により手続きを大幅に簡素化。モバイルQR搭乗券を受け取ったお客様は、車両の有無に応じて異なる対応が行われます。

- 車両なしのお客様：港での手続きが不要で、そのまま乗船口に進むことができます。
- 車両ありのお客様：専用の発券機で車両の行先ステッカーを発行し、スムーズに乗船手続きが行えます。

なお、従来必須だった車検証の提示も1月26日以降は不要になります（貨物車両を除く）。

QRルームキーの導入

また、スマート乗船の特徴としてQRルームキーの使用があります。個室や女性専用室の扉に設置されたバーコード読み取り部に搭乗券のQRコードをかざすことで、簡単に解錠が可能となります。これにより、下船時にカードキーを返却する手間も省け、さらに快適な旅が実現します。

サービス提供開始日

この新サービスは、太平洋フェリーの各船舶において段階的に導入されます。「きそ」は2025年1月26日、「きたかみ」は2月24日、「いしかり」は3月13日にそれぞれ開始予定です。日本国内の長距離フェリーとして重要な役割を果たす太平洋フェリーですが、この新しい取り組みは利用者にとって大きな利便性をもたらすことでしょう。