2026年5月のオフィス家具市場動向
株式会社オフィスバスターズが発表した2026年5月の『中古オフィス家具指数』によると、総合指数は2.0968で、前月比は2.9%下がったものの、前年同月比では3.2%の上昇を示しています。3月・4月の繁忙期を経て迎えた5月は、商戦前の調整局面にあたるものの、既存オフィスの再整備やABW関連の什器の引き合いが続いています。
商戦前の調整局面
5月は例年通り商戦前の静けさを呈しましたが、この時期においてもオフィス移転を伴わない家具の追加や入れ替えの需要は活発です。特に注目すべきは、オフィスの機能性を高めるために、古い家具の更新や買い増しが行われている点です。
また、東京都心の空室率は2.07%と、前月比で低下しています。このことからも、賃料が上昇している中、企業はオフィス移転を避けて既存の環境を生かしつつ、新たに必要な什器を導入する方向にシフトしています。これにより、中古オフィス家具の需要が一層拡大していると言えるでしょう。
商品別動向
具体的な商材では、チェアとロッカーが販売価格ともに上昇しています。特に、機能性や居心地を重視したOAチェアの需要が高まっており、これが全体の販売価格を押し上げている原因となっています。対して、デスクや書庫は前月比で販売価格が調整されている一方で、用途別の問い合わせが続いています。
ロッカーに関しても、職場環境の変化に伴い、需要が持続しています。特に就業環境の柔軟性を求める企業の中で、ABW関連の問い合わせが相次いでおり、様々な業務に応じたスペースに適した什器が求められています。
ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)を意識した動き
ABWは、業務に応じて働く環境を選ぶ新しい働き方で、固定席の概念を超えたフレキシブルなオフィス環境が求められます。この背景には、リモートワークや多様な働き方を受け入れる企業の姿勢があり、従来の一律なスペース配置からの脱却を図る動きがあります。
今後の展望
5月は一時的な落ち着きが見られたものの、企業が新たな働き方を取り入れようとする動きが目立っています。この流れは、今後の夏季に向けて活発化するオフィス移転や部署再編などと相まって、ますます加速することが予想されます。
特に、ABWへの対応やフリーアドレス化を見据えた中古オフィス家具の導入ニーズは引き続き高まるでしょう。オフィスバスターズも、中古オフィス家具の動向を定期的にモニタリングし、変化に対応したサービスを提供していくことが求められます。
まとめ
2026年5月は、調整局面にありながらも既存オフィスの再整備やABW関連商品の需要が続いていました。今後は夏季のオフィス移転需要を受けて、再び中古オフィス家具市場が活性化することが期待されています。それに伴い、企業のワークスタイルに合わせた柔軟な家具選択が重要となってくるでしょう。オフィスバスターズは、引き続き市場動向を注視しつつ、持続可能なオフィス環境整備に貢献していきます。