新連載『日本一不運な彼』
2025-11-25 17:06:24

秋田の作家・大石大が新連載『日本一不運な彼』を河北新報でスタート

大石大の新たな挑戦 - 新連載『日本一不運な彼』



2025年11月23日、河北新報の日曜朝刊「東北の文芸」欄で、注目の作家・大石大が新たな小説『日本一不運な彼』の連載を開始しました。秋田県能代市出身の大石は、前作『シャガクに訊け!』で第22回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し、その後も東北を舞台にした作品を次々と世に送り出してきました。今回の連載は、新聞での小説掲載としては初の試みとなり、その内容にも期待が高まります。

物語の舞台とキャラクター



『日本一不運な彼』の物語は、平成初期の宮城県海辺の町、塩濱で展開されます。主人公の正樹は、小学校4年生の春に転校生・大二郎と親しくなります。大二郎は短気で少々乱暴な性格ですが、同時に寂しがり屋という複雑な一面も持っています。彼らは、放課後に塩濱神社を訪れることになるのですが、そこでの出来事が二人の運命を大きく変ええることになります。

二人は初詣で引いたおみくじの結果に大きな影響を受けます。大二郎は「凶」を引いてしまい、一方で正樹は「大吉」を引くという対照的な運命が待ち受けています。正樹はそのおみくじのおかげで、思いがけない幸運に恵まれることとなり、果たしてこれは運命のいたずらなのか、偶然なのか、次第に友情を深める四人の仲間との物語が展開していきます。

キャラクターたちの成長と友情



物語では、正樹、大二郎の他にも、明るくスポーツ万能な駿太や、几帳面で真面目な重信というキャラクターが友情の輪に加わり、彼らの三十年にわたる物語が始まります。友情や運命の不思議さを通じて、成長していく姿が描かれており、時に爽やかで、時に切ない瞬間が彼らの青春を彩ります。

挿絵の魅力



本作の挿絵は、宮城県大崎市出身のイラストレーター・亀井桃さんが担当しています。東京や仙台を中心に活躍する彼女は、店舗や商業施設向けのイラストやロゴ制作を手掛けており、大石大の既刊『死神を祀る』のイラストも手がけたことがあります。亀井さんは、「大石さんの作品は懐かしさを感じさせ、主人公たちの物語に共感を覚えます。彼らと共に歩んでいく体験を楽しみにしています。」と、熱意を語っています。

まとめ



大石大の新連載『日本一不運な彼』は、運命や友情が交錯する物語として、多くの読者の心を掴むことでしょう。週末の朝刊でこの作品を楽しみにしながら、どんな展開が待っているのか、一緒に見守っていきたいですね。今後のストーリー展開に期待が高まります!


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