仙台高専の新たな挑戦、丸井グループ賞に輝く!
2025年に開催された「第6回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト(DCON)」で、仙台高等専門学校 広瀬キャンパスのチーム「Morinomiyako Oral Wellness」が見事に丸井グループ賞を受賞しました。これは、全国の高専生が集まるこの競技会において、多くのチームの中から選ばれた栄誉ある結果です。
DCONとは?
DCONは、高等専門学校に在籍する学生が日々の学びを通じて培った「ものづくりの技術」とAI(人工知能)の中でも特に注目されている「ディープラーニング」を駆使して、新たなビジネスプランを提案するコンテストです。今年は過去最多となる95チームがエントリーし、その中から10チームが本選に進出しました。
本選の内容
本選では、選ばれたチームが自身の作品とビジネスプランについてプレゼンテーションを行い、最も高い企業評価額の獲得を目指しました。参加チームの創意工夫に満ちたアイデアが競い合う場として、多くの期待が寄せられました。
受賞チームの作品「Properio AI」
「Morinomiyako Oral Wellness」の受賞作品は、AIを活用した「Properio AI」というシステムです。これは、ブラッシングの習慣を簡単に把握できる機能を持ち、歯周病の予防に貢献することを目的としています。歯周病は、日本の50代の約半数が罹患しており、進行すると深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。そこで、このシステムは使用者のブラッシングの磨き残し部分を分析し、可視化することで、より良いブラッシング習慣を促します。
この作品が評価された理由は、単なるビジネスアイデアに留まらず、「社会課題の解決を目指す」という企業のビジョンに合致している点が挙げられます。さらに、取り外し可能な独自プロダクトを開発することで広がる市場の可能性も大いに期待されています。
丸井グループの支援の背景
丸井グループは、すべての人に「しあわせ」を感じてもらうためのインクルーシブな社会の実現を目指しています。「将来世代の未来を共に創る」という理念の下、高等専門学校の学生たちとのコラボレーションを通じて社会課題解決に向けた取り組みを進めており、その一環としてこのコンテストに関わっています。
今後も、応募者たちが持つアイデアを社会に実装するための支援を続け、共に新たなインパクトを生み出すことを目指しています。
DCON2025の他の結果
コンテストの詳細や他の受賞作品については、公式サイトをご覧ください。
DCON公式サイト
まとめ
仙台高等専門学校の「Morinomiyako Oral Wellness」チームが獲得した丸井グループ賞は、若者たちの潜在能力を示す素晴らしい成果です。AIを駆使した「Properio AI」は、健康や社会課題をテーマにした未来の可能性を切り開く一歩とも言えるでしょう。今後の活躍に期待が高まります。