ファミリーマート、クマ対策ガイドラインを徹底し店舗の安全確保へ

ファミリーマートが導入するクマ対策ガイドライン

株式会社ファミリーマートは、全国に広がるクマの出没問題に対処するため、新たにガイドラインを制定しました。この対策は、お客様や店舗の従業員が店舗を安心して利用できるよう、最優先で安全確保を図ることを目的としています。これに伴い、特にクマの出没が目立つ地域では、迅速な対応が求められています。

ガイドラインの内容

ファミリーマートのガイドラインは、大きく分けて以下の4つのセクションから構成されています。

1. 事前準備の徹底
まずは、店舗のクリンネスを維持することが求められます。ゴミ箱や駐車場に食べ物のかすや飲料の液垂れがないように注意し、廃棄物は店舗内でしっかり管理することが重要です。また、近隣の警察や自治体の連絡先を確認し、万が一の時にすぐに連絡ができるよう準備を整えます。

2. 近隣で出没情報を入手した場合の対応
もし近くでクマの出没情報があれば、直ちに屋外作業を中止し、店外にいるお客様を安全に店内または車内に誘導します。自動ドアを操作し、必要に応じて施錠を行います。

3. 直接目視できる距離で出没した場合の対策
万が一、店舗の近くでクマを目視した場合は、速やかにお客様や従業員を店内に避難させることが求められます。この際、大声を出さずに静かに行動することが重要です。その後すぐに自動ドアの電源を切り、警察に通報します。

4. 営業再開の基準
クマが立ち去ったことが確認でき、安全が確保された後に通常営業を再開します。このようにして、ファミリーマートはお客様と従業員の安心を最優先に考えた対応を進めています。

デジタルサイネージでの注意喚起

さらに、全国の1万店以上で導入されている「FamilyMartVision」では、クマの出没に関するメッセージを2025年11月10日から順次配信予定です。このサイネージでは、出没情報や注意点を発信することで、お客様に一層の注意を促していく方針です。また、ファミマのアプリ「ファミペイ」のトップページにも関連メッセージを掲載し、広範な対策を講じていきます。