地域活性化に向けた新しい取り組みが始まる
宮城県仙台市で、事業構想大学院大学と東北電力株式会社がタッグを組み、「地域活性構想ラボ」という新たなプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、地域の課題を解決し、持続可能な「人財」を育成することを目的としており、2026年度から本格的に実施される予定です。今回、関心のある市民に向けてプロジェクト研究員を募集することが発表されました。
プロジェクトの背景
地域が抱えるさまざまな課題を解決するためには、変革を促進し、未来を創造する力を持つ人材が求められます。事業構想大学院大学は、ビジネスにおける構想力を養成し、受講者が実行に移せるようなプログラムを提供しています。また、東北電力は地域との共栄を理念として掲げ、地域貢献に積極的に取り組んでいます。
そこで、両者が協力して本プロジェクトを展開することで、地域活性化の「種火」となる人材の育成を目指すこととなりました。具体的には、高度な教育と研究資源を活用し、受講者が主体的に地域の課題に取り組む体験を提供します。
「地域活性構想ラボ」の内容
このプロジェクトは、約1年間にわたり、東北電力と事業構想大学院大学によって行われるプログラムで、参加者は地域活性化に寄与する構想計画を作成します。参加者は地元企業や団体などから選ばれ、約10名程度が予定されています。その中で、地域の新規事業の構想や既存事業の改善に取り組みます。
これにより、具体的な計画が地域全体の活性化につながることが期待されています。なお、このプロジェクトは2026年度から青森県で先行して実施される予定で、その後の展開についても注目されています。
募集要項
「地域活性構想ラボ」への参加は、青森県内で事業活動をする企業の経営者や社員、自治体職員、社会起業家などの方に向けています。以下は募集の基本情報です。
- - 実施期間:2026年5月~2027年2月の間に全24回、各回4時間の研究会
- - 主な会場:青森市内会場やオンラインでの実施
- - 募集人数:約10名
- - 参加対象:青森県内で活動する方々や、地域活性化に貢献したいという意欲を持つ方
- - 参加費用:無料(交通費や宿泊費は自己負担)
- - 選考結果通知:2026年4月15日までに結果を通知
講座を受講することで得られる知識や経験を地域に還元することが求められます。参加には、個人事業主や企業規模は関係なく、活動への意欲が重視されます。
説明会とオープンキャンパス
プロジェクトに関心のある方は、説明会に参加し具体的な内容を確認することができます。また、青森市や八戸市でのオープンキャンパスでは、実際のミニ講義や座談会に参加できるチャンスもあります。これにより、参加者は事業構想の基礎や実務に触れながら、地域の活性化にどのように貢献できるかを学ぶことができます。
事業構想大学院大学の魅力
事業構想大学院大学は、事業の発想から実行に至る過程を学ぶ教育機関で、多様な業界から集まった受講生が集います。東京をはじめ仙台などで行う講義を通じて、何か新しい価値を生み出そうとする熱意と、人間関係の中でアイデアを磨く機会を提供しています。受講生は2年間で事業構想計画書を作成することで、専門職学位を取得できます。これまでに多くのイノベーションが生まれ、今後も新しい挑戦が期待されています。
本プロジェクトや大学に興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイトを訪れてみてください。地域活性化の最前線で、新しいビジョンをともに描いていきましょう。