自動運転と鉄道の輸送実証
2026-07-17 12:22:17

アイリスオーヤマ製品を自動運転トラックと鉄道で輸送する新実証実験

アイリスオーヤマ製品を自動運転トラックと鉄道で輸送する新実証実験



アイリスオーヤマ株式会社が、NLP協同組合および株式会社T2と共同で、自動運転トラックと貨物鉄道を組み合わせた新しい物流モデル「モーダルコンビネーション」の実証を行いました。この取り組みは2026年7月に始まり、九州から関東への輸送ルートでアイリスオーヤマ製品が使用されけています。

モーダルコンビネーションとは



モーダルコンビネーションは、トラックドライバー不足が問題となる中で、持続可能な物流を目指す新しい試みです。自動運転トラックと日本貨物鉄道の全国ネットワークを結びつけ、トランスポータビリティを向上させることを目指しています。2027年度以降にはレベル4の自動運転トラックによる幹線輸送が計画されています。

2025年から動き出したこのプロジェクトに、アイリスオーヤマやその製品の荷主としてNLP協同組合が新たに参加しました。

実証内容



今回の実証は、2026年7月9日から2日間にわたって行われ、アイリスオーヤマの鳥栖工場(佐賀県)からNLP川崎DC(神奈川県)までの約1,100kmが対象でした。輸送には、T2が開発した31フィートの共用コンテナを使用し、アイリスオーヤマの炭酸水「CRYSTAL SPARK」を含む製品が運ばれました。このコンテナは、鉄道から自動運転トラックへの円滑な積み替えを可能にしています。

実証における輸送区間は次の通りです:
  • - アイリスオーヤマ鳥栖工場から福岡貨物ターミナルまで:全国通運
  • - 福岡貨物ターミナルから京都貨物駅まで:JR貨物
  • - 京都貨物駅からNLP川崎DCまで:T2の自動運転トラック

特に注目すべきは、240kmの新名神高速道路と東名高速道路を通る自動運転区間です。この区間では、レベル2自動運転トラックが運行されます。

実施結果と今後の展望



今回の実証では、共用コンテナの積み替え作業がスムーズに行われ、荷崩れなどの問題も発生しませんでした。全体の運行日数も約2日と計画通りに完了し、輸送品質やオペレーション面での成果を確認できました。

実証結果を受けて、アイリスオーヤマ、NLP協同組合、T2の3社は、レベル4自動運転の実現に向けて日常的な運行の可能性を探っていく考えです。また、九州に拠点を持つNLP協同組合の他の荷主との連携も進める予定です。

この取り組みは、物流の効率性向上とともに、環境への負荷を軽減することにも寄与します。自動運転技術と鉄道輸送の融合は、未来の物流を変える可能性を秘めています。

アイリスオーヤマはこの流れを加速させ、持続可能な社会の実現に向けての一歩を踏み出しています。今後の展開に、大いに期待が寄せられます。


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