宮城県が退職者との絆を深める「アルムナイネットワーク」を開設

宮城県は、過去に県庁で働いていた方々との関係構築を目指し、株式会社ハッカズークが提供する『オフィシャル・アルムナイ』を活用した新たな取り組みを開始しました。この「アルムナイネットワーク」は、退職者との再接続を図り、地域の人材流出を防ぐとともに、県の組織活性化を目的としています。実施が予定されている「カムバック採用」と連携し、退職した職員が再び宮城県で働く機会を提供するためのプラットフォームを構築します。

背景

宮城県は様々な理由で退職した方々を対象に、優秀な人材を県内に戻す「カムバック採用」を令和7年度から導入します。この制度では、退職後10年以内の職員が対象となり、職種も幅広くおおよそ全ての職種を志望することが可能です。また、各職員の在職時の勤務成績が選考の重要な要素となります。

アルムナイネットワークの特徴

1. アルムナイネットワークの構築

アルムナイネットワークの運用は令和7年9月24日から開始されます。このネットワークに登録できるのは、宮城県の正職員としての経験のある退職者であり、臨時職員などの短期就業者は対象外となります。これにより、退職者同士でのつながりを強化し、県との関係も一層深めることを目的としています。

登録手続きは特設サイトにて行われるため、元職員の方々は自らのアカウントを作成し、情報共有や交流が可能となります。

2. カムバック採用の概要

具体的には、カムバック採用が行われるスケジュールについてもお知らせします。募集開始は令和7年10月下旬から11月上旬、考査は12月上旬から中旬、そして採用予定日は翌年の4月1日です。これにより、県が希望する人材を早期に採用することが可能となります。

主な要件としては、退職時に宮城県職員として2年以上の経験が求められ、実務ではない職も含めての就業歴が問われることはありません。このように、職歴の多様性が尊重され、優れた人材が宮城県で再びその能力を発揮できる機会が提供されます。

ハッカズークの役割

また、『オフィシャル・アルムナイ』は、特に企業とアルムナイ、さらにはアルムナイ同士の相互交流を促進するサービスです。全国的に多くの企業が導入しており、トヨタや三井住友海上など大手企業でも活用されています。このサービスを通じて、宮城県も質の高い人材確保や離職率の抑制を図ることが期待されます。

まとめ

今回の取り組みは、宮城県が地域を支える人材の確保のために大きな一歩を踏み出したことを示しています。退職した職員との関係を大事にし、再び彼らの力を借りることで、地域の未来に明るい光を灯すことでしょう。今後の展開に期待しつつ、退職した方々にもぜひともこのネットワークの一員として参加してみてはいかがでしょうか。再び宮城県での活躍の場を見つけるチャンスが広がっています。

宮城県アルムナイ・ネットワークの登録はこちらをクリックして、今すぐ登録をしてみましょう。