塩釜の伝統が創り出した新たなおでん「塩竈練味おでん」
宮城県の塩釜市と言えば、全国有数の水産練製品の生産地として知られています。その魅力をさらに引き立てる新商品、「塩竈練味(ねりあじ)おでん」が生まれました。本商品は、地元の老舗練り物事業者6社の連携のもと、地域の伝統を継承しつつ、現代のニーズに応える形で開発されました。
「塩竈練味おでん」誕生の背景
東日本大震災からの復興を目指し、塩釜の水産加工業界は多くの試練を乗り越えてきました。その中で、震災によって失われつつある練り物文化を再生し、次世代へとつなげるための動きが起こりました。老舗の練り物業者が持つ技術や味を集約し、共創の形で新しい価値を生み出すことが求められました。このプロジェクトには、地域の高校や大学生が参加し、パッケージデザインの開発も行われました。若い世代とのコラボレーションを通じて、新たな視点がもたらされることを期待しています。
特徴と魅力
「塩竈練味おでん」は、選りすぐりの練り物6種を一つのパッケージにまとめた商品です。通常のおでんとは異なり、だしで煮込まず、各練り物の持つ独自の旨みや食感を存分に楽しむことができるスタイルが採用されています。また、電子レンジで温めるだけで気軽に味わえる便利さも魅力の一つです。
老舗の水産加工業者6社の個性豊かな練り物を使用しているため、食べ比べを楽しむことができます。それぞれの会社が大切にしてきた味や技術が詰まったおでんは、まるで食べる文化財のようです。
開発者の想い
塩釜蒲鉾連合商工業協同組合の佐藤達博青年部長は、「塩釜の練り物文化を次の世代に届けていくための挑戦」としてこの商品を位置付けています。そして、石川食品の石川のぶ子社長は、老舗の技と想いが凝縮されたおでんを通じて、地域の魅力を広く知ってもらえればと期待を寄せています。
この取り組みは、地域貢献やSDGsにも配慮したものです。常葉大学の学生がデザインに関与していることもあり、教育機関との連携を通じて、地域全体が一つになった温かいプロジェクトとなりました。
商品詳細
「塩竈練味おでん」は、294gの6個入と147gの3個入の二種類があります。いずれも、国産昆布と塩釜の藻塩で煮上げた練り製品が特徴です。常温保存が可能で、直射日光を避けて保管するだけで大丈夫。今後、全国的に広がることが予想され、多くの人にこの地域の練り物文化を楽しんでいただけることでしょう。
結びに
今後も、塩釜の練り物文化がより多くの人々に愛され、次世代へとつながることを願ってやみません。「塩竈練味おでん」を通じて、あなただけの特別な食体験をぜひ味わってみてください。