伯方島新交通
2025-11-17 15:50:50

伯方島で始まる新たな公共ライドシェアと地域支援の取り組み

伯方島で新しい移動サービス「あちこち伯方島便」がスタート



愛媛県今治市の伯方島では、2025年11月17日より公共ライドシェア「あちこち伯方島便」が運行を開始しました。このサービスは地域住民が自家用車を利用して送迎し合う新しい形の移動手段であり、島内約150か所の乗降ポイントで自由に乗降できる「のりあいサービス」が提供されます。また、12月からは、地元店舗の商品を届ける「はいたつサービス」も加わります。

住民の声から生まれた新しい交通手段



伯方島では、路線バスは存在するものの、タクシー事業がないため、住民の間では日常生活において移動の不便さが指摘されていました。これに応える形で、伯方島モビリティコンソーシアムが設立され、地域の人々が協力しながら公共交通の確保に取り組んでいます。ドライバーとして参加するのは、地域住民であり、国の定める講習を受けた方々です。これにより、住民同士が助け合いながら快適な移動を実現しています。

のりあいサービスの詳細



この「のりあいサービス」は、島内の約150か所の乗降ポイントから自由に移動できるシステムです。利用者は、8:00〜18:00の受付時間内に専用ダイヤルまたはウェブ予約で事前に座席を予約できます。予約受付は乗車の7日前から前日11時59分までとなっており、当日予約も可能です。運賃は事前予約の場合400円、直前予約は600円と手頃で、特に65歳以上の方や子供、障がい者には割引が適用されます。

賢い買い物をサポートする「はいたつサービス」



さらに、同サービスは買い物の利便性をも向上させています。12月5日から運行される「はいたつサービス」では、島内にある登録店舗からの商品を電話1本で注文でき、自宅の玄関まで届けてもらうことができます。冷蔵食品や介護用品、日用雑貨など様々な商品が対象で、受け取りの際は商品代金及び送料を支払います。これにより、島内の消費を促進し、買い物の負担が軽減されます。

持続可能な地域交通モデルへの挑戦



この実証運行は、単なる交通手段の提供に留まらず、持続可能な地域交通の確立を目指しています。運行期間中には利用者の声や利用データを分析し、将来的なサービス向上や地域事業者との連携を模索します。これにより、伯方島から全国に広がる公共交通の新たなモデルの構築を目指します。

地域の未来を支える新しい交通手段



「伯方島モビリティコンソーシアム」は、地域住民の声に耳を傾けながら挑戦を続けています。地域の人々が協力し合い、快適で利便性の高い交通サービスを実現し、島の生活をより豊かにしていく新たな一歩を踏み出しました。今後の進展に期待が高まります。


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