南三陸で語り継がれる震災の声
演劇集団ごきげん一家は、2025年3月12日(水)に南三陸311メモリアルにて朗読劇『あの日その前その後』を上演します。この公演は、東日本大震災を経験した多様な人々の震災体験を聞き、その言葉をそのまま脚本に反映させることで、あの時の状況を思い出し、共有することを目的としています。
プロジェクトの背景
『あの日その前その後』は、2020年にスタートした「聴く演劇プロジェクト」の一環です。宮城県南三陸町に居住する人々から、震災に関するリアルな体験談や思いを直接伺い、集めた言葉を基に進められています。これにより、プロジェクト参加者や観客が共に震災の記憶を持ち寄り、再体験する場を設けています。この朗読劇は、語り手の言葉そのものを大切にし、新たなテキストを追加することなく、彼らの生の声を届けています。
会場について
今回の公演は、震災伝承館「南三陸311メモリアル」のラーニングシアターで行われます。ここは、震災を経験した南三陸町民の証言を基に防災や減災について考えるきっかけを提供するために設立された施設です。展示や学びを通じて、地域に住む人々が震災の教訓を受け継ぎ、未来に生かしていくことを目指しています。
公演の詳細
南三陸公演
- - 日程: 2025年3月12日(水) 18:30 開場/19:00 開演
- - 場所: 南三陸311メモリアル ラーニングシアター
- - 料金: 無料
- - 定員: 30名
- - 申し込み: 専用フォーム (締切:3月9日(日))
東京公演
- - 日程: 2025年3月14日(金) 19:30~21:00
- - 場所: 東京都中央区の施設予定
- - 料金: 無料
- - 申し込み: 専用フォーム (締切:3月11日(火))
プロジェクト参加メンバー
プロジェクトには多彩なメンバーが参加しており、彼らの演技により震災の記憶が色濃く表現されます。また、音楽も藤田岳さんと本間めぐみさんが担当し、開演時には丸の内合唱団が素晴らしいハーモニーを加えます。
ごきげん一家とは
演劇集団ごきげん一家は、2018年に設立され、宮城県南三陸町との絆を深めるために毎年公演を行っています。また、地域の特産品を紹介するマルシェや通販の活動も行いながら、「ごきげんに生きる人を増やすこと」をミッションに掲げています。
お問い合わせ
ごきげん一家の活動に興味をお持ちの方は、ぜひ以下の連絡先までお問い合わせください。
この朗読劇は、私たちが決して忘れてはいけない震災の記憶を呼び起こす貴重な機会です。ぜひ、多くの方々に足を運んでいただき、南三陸の人々の声を聴いてもらいたいと思います。