障害者雇用のメンタルヘルスケアが進化
株式会社manaby(宮城県仙台市)と株式会社マイシェルパ(東京都港区)が連携し、障害者雇用に特化したメンタルヘルスケアソリューションの提供を始めました。これにより、企業は雇用した障害者社員のメンタルヘルスを支援し、職場環境の改善に寄与することを目指しています。
新たなメンタルヘルスケアソリューション概要
本ソリューションでは、障害者雇用を実施する企業向けに、以下のステップでメンタルヘルスの可視化とサポートを行います。
STEP 01: ストレスチェックを通じたメンタルヘルスの可視化
月に一度、障害者雇用の社員に対してストレスチェックアンケートを実施します。この結果をもとに、心理状態を可視化し、必要に応じて専門のカウンセリングが提供されます。
STEP 02: 人事担当者への情報提供
ストレスチェックの結果やカウンセリング内容は、人事担当者にレポートとしてまとめられます。また、専門の職場適応援助者(ジョブコーチ)が人事担当者と面談し、適切な助言を提供します。
STEP 03: フォローアップ体制の構築
人事担当者は、レポートをもとに障害者雇用の社員に対して具体的なフォローができるようになります。これにより、社員が抱える悩みや相談がスムーズにクリアされ、より良い職場環境を整えることが可能になります。
障害者雇用社員の休職や離職を防ぐためにも、きめ細やかなサポート体制の構築が欠かせません。
障害者雇用における必要性
近年、障害者雇用社員のメンタルヘルスの重要性が増しています。多くの障害者雇用の社員は、人間関係やキャリアパスに不安を抱えており、相談できる相手がいないことが多いです。また、企業の人事担当者も、障害者雇用に関する知識が不足し、適切な管理が難しくなっています。
こうした背景から、障害者社員に対するメンタルヘルスサポートが急務とされています。特に、2026年に法定雇用率が引き上げられることもあり、障害者雇用の定着率向上が求められています。
「マナエル」と「マイシェルパ」
この解決策の中心となるのが、manabyが提供する「マナエル」と、マイシェルパが展開するオンラインカウンセリングサービス「マイシェルパ」です。
「マナエル」は、17の専門的な質問を基にしたストレスチェック機能を提供し、結果に応じたアドバイスを行います。このシステムにより、心理状態の変化を可視化し、社員のストレスレベルを定期的に把握することが可能です。
一方、「マイシェルパ」は医学博士・精神科専門医が監修したもので、臨床心理士や公認心理師がサポートを行います。オンラインでのカウンセリングを提供し、社員が自分に合ったカウンセラーによる支援を受けることができます。
株式会社manabyと株式会社マイシェルパの紹介
株式会社manabyは、障害者や就労支援を必要とする方々に向けたさまざまなサービスを展開している企業です。自社のメンタルヘルスサービスを通して、より多くの人々が自分らしく生きる手助けを目指しています。
同様に、情報提供を行っている株式会社マイシェルパは、企業向けに特化したメンタルヘルスプログラムを提供し、全国の企業で300以上の導入実績を持っています。
両社の協力により、障害者雇用のメンタルヘルスケアに新たな光が差し込み、企業と社員の満足度向上に寄与していくことでしょう。
まとめ
この新しいメンタルヘルスケアソリューションの導入により、障害者雇用を行う企業は、社員一人ひとりの心の健康を守ることができ、より良い職場環境を確保することが期待されています。今後、ますます多様化が進む働き方の中で、特に障害者に対するメンタルサポートが進化していくことを願っています。