防災人材育成の未来
2025-06-12 12:32:27

世界防災フォーラム2025にて防災人材育成の重要性をアピール

世界防災フォーラム2025に見る防災教育の未来



2025年3月、宮城県仙台市で行われた「世界防災フォーラム2025」において、株式会社SAKIGAKE JAPANが注目を集めました。同社は、東京大学附属災害対策トレーニングセンター支援会(DMTC-SA)と共同で参加し、災害時の初動対応や平時の備えを担う「防災対策士」制度の重要性を強調しました。このフォーラムには、国内外から5,000人以上の人々が集まり、防災の現場から社会実装へとつなげる知識とスキルの育成が議題に上がりました。

防災対策士制度とは?



防災対策士制度は、災害時に的確に初動対応ができる人材を育成するためのプログラムです。この制度を通じて、官公庁職員や企業の安全管理者、教育関係者などが対象となり、全国各地で数百名の認定者が生まれています。この制度は知識の習得だけにとどまらず、実地型の演習やケーススタディを通じて、状況判断や情報収集、チーム行動といった実践的なスキルを身につけることができるのが特徴です。

特に、防災発生から最初の72時間における対応を重視しており、企業のBCP(事業継続計画)運用にも大いに役立つ内容になっています。これにより、多くの参加者にとって魅力的なカリキュラムとして評価されています。

共同出展の狙いと今後の展望



SAKIGAKE JAPANは、東京大学附属DMTC-SAとの共同出展を通じて、防災対策士制度の理念を広めるとともに、受講者の活用事例や自治体との連携について具体的な提案を行いました。地域防災の専門家を育成することを目指し、自治体への導入支援や民間企業との共同研修も計画中です。これらの取り組みは、防災の強化を経験者頼みの現場力から、社会全体の共通基盤として根づかせるための重要なステップです。

展示会では、多くの来場者から「人づくりが災害対応の要」との賛同が寄せられ、特に企業の総務や防災担当者からは多くの相談が舞い込むなど、防災人材育成の必要性が現実の課題として認識されつつあることを実感しました。

主な展示製品



展示ブースでは、以下の製品が紹介されました。これらの製品は、災害対策士による人材育成と連携しながら防災力を高めるための基盤となっています。
  • - 災害対策士:災害対策の能力を認定する制度。
  • - ヘリポータブル:可搬式のヘリポート灯火セット。
  • - Climate Vision / Water Vision:AIによるリアルタイムの災害リスク可視化ツール。
  • - Cold Storage Box Portable:ソーラー駆動型の非常用冷蔵庫。
  • - Aster Power Coating:建物の被害拡大を防ぐ高耐震塗料。

これらの製品は、ハードとソフトの両方から防災力を向上させる仕組みづくりを目指しています。

株式会社SAKIGAKE JAPANの進むべき道



今後、SAKIGAKE JAPANは、防災に関する「人」「技術」「体制」3つの要素を一体で育成する活動を継続します。上質な防災教育を通じて地域や企業のレジリエンスを高め、革新的な防災ソリューションの普及を目指しています。また、国際復興フォーラムなどへの参加を通じて、さまざまなパートナーとともに防災分野の新たな展開を切り拓いていく予定です。

会社概要



会社名:株式会社SAKIGAKE JAPAN
所在地:東京都中央区日本橋室町1-11-12 日本橋水野ビル7階
代表名:近藤 宗俊
設立日:2023年12月8日
HPSAKIGAKE JAPAN公式サイト
連絡先:03-6687-3736


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