多賀城市で「不易流行のまち」プロジェクトが始動
宮城県多賀城市が、俳句文化の継承を目的とした新たなプロジェクト「不易流行のまちで紡ぐ芭蕉から続く俳句文化の継承プロジェクト」を2025年10月10日から開始します。このプロジェクトは、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を通じて、クラウドファンディング方式で寄付を募るものです。
プロジェクトの背景と意義
日本の俳句と言えば、松尾芭蕉を思い浮かべる人も多いでしょう。多賀城は芭蕉が詠んだ地として知られ、多くの文人墨客がここで言葉を交わしながら文化を育んできました。ドナルド・キーン氏も著作の中で、多賀城の芭蕉から受けた感動を語り、まちの言葉の力に触れています。このように、言葉には人を感動させ、直接的な行動を促す力があります。
このプロジェクトの目的は、歴史と文化が息づく多賀城を舞台にして、未来へとつながる俳句文化を育むことです。地域の人々が俳句を楽しむ場を持ち、またその文化を次世代へと引き継いでいく活動が求められています。
「さとふるクラウドファンディング」について
プロジェクトへの寄付は「さとふるクラウドファンディング」を通じて行われます。この仕組みでは、寄付者が寄付金の使途やプロジェクトの説明を確認しながら、具体的な寄付先を選ぶことができます。また、寄付者は自治体への応援メッセージを投稿することもでき、集まった寄付金額の進捗を随時確認することが可能です。
プロジェクトの詳細
- - 事業名:不易流行のまちで紡ぐ芭蕉から続く俳句文化の継承プロジェクト
- - 目標寄付額:950,000円
- - 受付期間:2025年10月10日〜2026年3月31日
- - URL:さとふるプロジェクト詳細
これらの情報は変更される可能性があるため、最新の情報は上記URLで確認してください。
多賀城市のメッセージ
多賀城市からのメッセージには、地域の歴史や文化への思いが込められています。「壺碑」とも称される多賀城碑は、1300年前の歴史を今に伝える貴重な遺産です。市民や周辺の人々がこのプロジェクトに参加し、歴史や文化、自然と向き合うことで、新たな言葉と未来への希望が生まれていくことでしょう。地域の皆さまからのご支援を心よりお待ちしています。
さとふるとCAMPFIREの協力
このプロジェクトは、株式会社さとふるが運営する「さとふるクラウドファンディング」と、株式会社CAMPFIREの提携によって実施されます。両社は地域活性化を促進するため、さまざまな支援を行い、クラウドファンディングを通じて自主的な地域づくりを後押ししています。
今後も多賀城市は、多様な取り組みで地域の魅力を発信し続けていきます。俳句文化を育む新たな試みが、地域全体の活性化につながることを期待しています。