飴とグミが人気大！ガムの苦戦と消費者の選択理由

飴とグミの人気急上昇、ガムの苦戦とは？

最近、株式会社mitorizが実施した「飴・ガム・グミに関する調査」によると、飴とグミの人気が明らかになりました。調査対象はmitorizの消費者購買行動データサービス「Point of Buy®」の会員で、合計2,999名が参加しました。

飴とグミは好き派が60％超え、ガムは苦戦中

調査の結果、飴とグミへの好感度はそれぞれ67.4％、63.2％と高い数値を示していますが、ガムは44.9％と苦戦しています。特に、ガムに対して「あまり好きではない」と感じる人の割合が29.1％に達しており、消費者の支持が得られていないことが示されています。

食べる頻度に差が、飴が圧倒的トップ

週に1回以上食べる人の割合を見てみると、飴が38.3％と最も多く、次いでガムが23.0％、グミが17.7％となり、飴の独走状態が続いています。特にガムは「月1回未満」に食べる人が多く、習慣的に食べている層が限られていることが分かりました。

食べる理由が異なる、それぞれの魅力

飴とガム

飴やガムを選ぶ理由として「リフレッシュや気分転換」が多く見られ、特にガムは49.8％がそう回答しています。また、口臭ケアやのどを潤す目的でも利用されています。

グミ

一方で、グミは「手軽に食べられる」と「味が好み」という理由が上位を占め、機能性よりも楽しさや嗜好性が重視される傾向にあります。特に「噛む楽しさ」が選ばれる理由として強く働いています。

購入時の重視ポイント、味が最優先

調査では、飴・ガム・グミを購入する際に重視されるポイントとして、全品目共通で「味やフレーバー」が最も重要とされています。飴とガムはさらに機能性も評価されていますが、グミは「食感や噛みごたえ」が重要視されています。これにより、グミの購買意欲は感覚的な魅力に大きく依存していることが分かります。

まとめ

飴とグミが手軽でおいしいお菓子として支持される一方、ガムは消費者からの評価が低くなっています。この趨勢は、今後の市場にも影響を与えていくことでしょう。飴とグミの魅力を持続させ、ガムがどう立ち直るか非常に興味深いところです。今後は、さらに消費者の嗜好に合った商品展開が求められるのかもしれません。また、味や食感にこだわりを持つ企業の出現も期待されます。