秋田で行われた「地方創生2.0対話フォーラム」
2023年9月29日(月)、秋田市で「地方創生2.0対話フォーラム@北海道・東北ブロック」が開催されました。このフォーラムは、全国で地方創生に取り組む人々を集め、その取り組みや成功事例を共有し、さらなる議論を深めることを目的としています。このイベントは全国5ブロックで行われており、地方創生2.0の具体的な施策やそれに基づく地域の取組を推進していくための貴重な機会です。
開会の挨拶と基調講演
フォーラムは、伊東良孝新しい地方経済・生活環境創生担当大臣の開会挨拶でスタート。続いて、秋田県知事の鈴木健太氏からも来賓としての挨拶があり、地域の重要性が強調されました。この後、岸田里佳子内閣官房新しい地方経済・生活環境創生本部事務局内閣審議官が、本年6月に閣議決定された「地方創生2.0基本構想」について説明しました。これにより、参加者は地方創生における政策の方向性を理解し、今後の取り組みを考える重要な手掛かりを得ることができました。
盛り上がったトークセッション
フォーラムのメインイベントであるトークセッションでは、参加者が二つのグループに分かれ、それぞれのテーマに沿った発表とディスカッションが行われました。一つ目のテーマは「いきいきとした暮らしを目指してー生活サービスの維持向上―」で、北海道、秋田、宮城、福島の各地からの実例発表が行われました。自動運転バスやドローン配送といった最先端の技術を活用した地域サービスの提案があり、各地域の創意工夫が光りました。
さらに、伊東大臣自らもこのセッションに参加し、発表者たちの取り組みや課題に対して意見を述べ、活発な議論が展開されました。来場者たちは、熱意を持った登壇者の話に引き込まれ、地方創生の重要性を再確認したようです。
二つ目のテーマは「農林水産業の未来に向けてー農林水産品の高付加価値化―」。青森、岩手、山形などから集まった発表者たちは、地域の特産品をどのように価値を見出し、需要を高めていくかを議論しました。実績のある企業やタイトルを持つ研究者の視点からも貴重な意見が交わされ、参加者の刺激となりました。
フォーラムの今後の展開
このフォーラムは、地方創生に関する多様な意見や情報を交換する機会を提供し、今後の地域活性化への道筋を模索する重要な場となりました。次回のフォーラム(東海・北陸ブロック)は、2023年10月27日(月)に福井県で開催されます。興味のある方は、特設ホームページをチェックしてください!
整理と伝達の重要性
このようなイベントを通じて、地域での取り組みが広がることを期待してやみません。地方創生は、単なる政策の枠組みを超えた、地域住民が参画する持続可能な社会の構築に寄与するものです。秋田でのフォーラムをきっかけに、他の地域も刺激を受け、さらなる発展を遂げていくことを願っています。