大河原町発!地元食材を使ったプレミアムジャムが話題に
宮城県大河原町で、地場産の廃棄予定の完熟梅と規格外のりんごを使用した「大人のためのプレミアジャム」が開発され、注目を集めています。この新商品は、地域創生を目的に活動するレッドホースコーポレーション株式会社と、創作ジャム専門店salz(ザルツ)とのコラボレーションによって実現しました。
地元食材を使った新しいアイデア
大河原町では、ごく普通の農業活動の中で、多くの廃棄物が出てしまっています。特に、堤梅団地では、年間500kg以上の完熟梅が収穫されずに廃棄されるという問題がありました。この状況を改善するために、レッドホースコーポレーションは町の代表と協力し、廃棄予定の梅を買い取り、ジャム製造に取り組むことになりました。
さらに、町内の唯一の果樹園である斎藤果樹園の規格外りんごも活用し、新しい地場産品の開発を進めています。このように、大河原町の地元農作物を活かす取り組みが進んでいます。
こだわりの素材と驚きの発見
開発の過程では、素材そのものの特性を最大限に生かすことが重視されました。特に、大河原町産の梅やりんごの美味しさを伝えるため、ジャムのなかには様々なスパイスが加えられています。これにより、家庭での調理だけでなく、ワインやクリームチーズといった上質な食材とのペアリングでも楽しむことができる、洗練された味わいを実現しました。
たとえば、「大河原産梅ジンジャー×ローズマリー ジャム」や「大河原産りんご×ほうじ茶 バター」など、ユニークな組み合わせが多数ラインナップされています。このジャムは、トーストやヨーグルトに合わせても、様々な料理のソースとしても楽しむことができ、幅広いシーンで重宝します。
地元イベントでの初披露
新たに生まれたプレミアムジャムは、2023年6月22日(日)に開催された『第16回おおがわら梅まつり』で初めて一般に披露されました。来場者からは、「今までに食べたことのない味で美味しい!」や「こんな組み合わせのジャムは初めて」との声が上がり、その新しい味わいに驚きと興奮をもって迎えられました。
これからの展望
今後、販売チャネルを拡大し、地元の他の店舗でも手に入るようになる予定です。レッドホースコーポレーションは、地域の特性を活かした商品開発が地域活性化につながると信じ、50以上の自治体と連携しながら、地域資源を有効に利用する商品開発に取り組んでいます。
このような取り組みを通じて、地元の生産者とのやりとりを活発化させ、地域独自の物語を紡ぐ商品を生み出すことを目指しています。地域の絆を深めながら、これからも大河原町の地域活性化に向けた活動が進められていくことでしょう。
参考情報
レッドホースコーポレーション株式会社の公式ウェブサイトや、地域の特産品を扱う店舗を訪れて、ぜひ新しいプレミアムジャムを手にとってみてはいかがでしょうか。