漆喰の未来
2025-05-01 09:56:15

貝灰漆喰の継承と未来を見据えたサステナブルな建材の挑戦

貝灰漆喰の継承と未来を見据えたサステナブルな建材の挑戦



近年、環境への配慮は建築業界でも急務となっており、持続可能な資材の開発が求められています。そんな中、株式会社バウビオジャパンが取り組む伝統技術「貝灰漆喰」の製造が注目を集めています。この漆喰は、長年に渡り田島貝灰工業所によって受け継がれてきた貴重な資材であり、2025年4月1日をもってその事業が正式に譲受されることとなりました。

伝統を受け継ぎ、未来に繋げる



貝灰漆喰は、有明海産の貝殻を使用した独特な素材であり、その製造技術は世界的に見ても貴重です。バウビオジャパンの代表、山川秀徳氏は、「私たちが受け継ぐべきはこの技術と伝統であり、それを未来の世代に伝え続けたい」と熱く語っています。これにより、貝灰漆喰の高品質な素材づくりはもちろん、安定した供給と品質向上に努め、より高い価値を提供して行く所存です。

サステナブルな建築実現を目指して



実際にこの貝灰漆喰が使用された一例として、「くら寿司 大阪・関西万博店」が挙げられます。この店舗では、廃棄予定だった貝殻を再利用し、人工物を一切使用しない漆喰壁が採用されました。この取り組みは、環境問題としての貝殻の処理を見直し、資源循環利用や環境負荷の軽減を目指すものです。バウビオジャパンは、こうした取り組みを通じて「人と地球にやさしい建築素材」を提供し、持続可能な未来を構築することに貢献しています。

貝灰生しっくいの魅力



さらに、貝灰生しっくいは、有明海で獲れたサルボウ貝(赤貝)の殻を焼成したもので、植物繊維と海藻糊、水のみを加えた自然素材の塗り壁材です。近年、その調湿性、消臭性、空気清浄効果が再評価され、「サステナブルな建築素材」として新たに注目を集めています。特に、伝統的な漆喰が持つ特性は、現代の建築においても頼りにされている要素であり、多くの施主や建築家に支持されています。

未来に向けた展望



今後、バウビオジャパンは貝灰漆喰の更なる普及を目指し、サステナブル建築に向けた商品開発を進めていく予定です。人と自然の調和を大切にしながら、地域社会や環境に貢献する活動を継続する姿勢が、多くの支持を集めています。バウビオジャパンの取り組みは、今後も注目されるでしょう。伝統技術を継承し、未来を照らす企業としての使命を果たす姿勢は、建築業界だけでなく広く社会全体に影響を与えるものとなるはずです。

持続可能な社会の実現に向けて、貝灰漆喰を取り入れた新たな建築の可能性を考えてみる価値がありそうです。さあ、あなたもこの優れた素材を使った家づくりを検討してみませんか?

製造工程動画はこちら

株式会社バウビオジャパンの詳細は公式サイトをご覧ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: サステナブル バウビオジャパン 貝灰漆喰

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。