リケンNPR株式会社が風力発電を活用した新たな電力供給サービスを開始
2025年1月24日、リケンNPR株式会社(本社:東京都千代田区)は、東北電力株式会社(本社:宮城県仙台市)と、オフサイト型コーポレートPPAサービスを導入する契約を結びました。このサービスは、再生可能エネルギーを使った電力の供給を行うもので、サステナビリティへの取り組みを強化するための重要な一手とされています。
オフサイト型コーポレートPPAサービスとは
オフサイト型コーポレートPPAとは、小売電気事業者が需要家の敷地外に位置する太陽光や風力発電所から再生可能エネルギー由来の電力を購入し、電力網を介して供給する方式です。リケンNPRは、大森建設株式会社が出資する森風パワーが運営する風力発電所(計2基、合計定格出力7480kW)からの電力を、2025年9月から20年間にわたって利用します。
環境への配慮
この新たなサービス導入により、リケンNPRは年間約8300トンのCO2排出量削減が見込まれています。リケンNPRグループにとって、これは初めての試みであり、2050年までに事業活動におけるCO2排出を実質ゼロにすることを目指すという目標に向けて大きな一歩を踏み出します。この取り組みは、より持続可能な社会の実現に向けた重要な貢献を果たすことでしょう。
大森建設の役割
大森建設株式会社は、地域密着型の風力発電の運営を通じて地域と共生してきました。この提携により、風力発電所の開発をさらに進め、地域に利益をもたらす事業を推進し続けるとしています。また、資金調達は秋田銀行をアレンジャーとしたプロジェクトファイナンスによって行われ、長期的な事業の安定性が確保される見込みです。
東北電力のエネルギーソリューション
東北電力は、環境意識の高まる中でお客様の多様なニーズに応じた「グリーンエネルギーソリューション」を提供し、顧客のCO2排出量削減に寄与する活動を行っています。本サービスはその一環であり、地域社会のカーボンニュートラル実現に向けた重要な施策となるでしょう。
未来への展望
リケンNPR、およびその連携先である大森建設や東北電力は、再生可能エネルギーの普及を通じて持続可能な社会の実現を目指しています。今後も、エネルギー問題や環境課題に積極的に取り組む姿勢を崩さず、より良い未来を築くための活動を加速させることでしょう。