仙台市に新たに誕生した創造力とテクノロジーを融合した学びの場

未来の創造を育む「Creative Tec Lab」

仙台市に位置する「ASTER」は、今月より新たに小中学生向けの創造的なコース「Creative Tec Lab（テクラボ）」を開講しました。このコースは、単にプログラミングの技術を身につけるだけでなく、子どもたちが自ら課題を見つけ出し、解決する力を育むことを目指しています。近年の教育界の趨勢として、AIやテクノロジーが進化する中で、ますます重要視される能力であるため、このアプローチは極めて意義深いものと言えます。

プログラミング教育の必然性

日本ではプログラミング教育が必修化され、多くの学校がこの取り組みを始めています。しかし、実際には教科として学ぶことに留まり、実践的な能力が求められている現状が浮き彫りになっています。そこで「Creative Tec Lab」は、単なる知識の習得ではなく、子どもたちがテクノロジーを「表現の手段」として使い、より自由に創造できる環境を提供することで、彼らの探究心をかき立てていくのです。

楽しい学びを提供するカリキュラム

「Creative Tec Lab」では、プログラミングや3Dデザイン、AIの基礎を横断的に学べる統合型カリキュラムが特徴です。このカリキュラムの中で、ゲーム制作用の技術や映像表現を楽しみながら学び、子どもたちは論理的に考える力や自由な発想力を育むことが可能です。また、ASTERが独自に開発した探究型プログラム「QUEST」も取り入れられており、子どもたちは「調べる」「考える」「形にする」というプロセスを体験する中で、自分の言葉でアイデアを表現できる力を身につけていきます。

地域とグローバルを繋ぐ教育

本コースは地域密着型でありながら、世界と繋がる学びを提供しています。STEAM教育の考え方を取り入れ、海外の教育スタイルやデジタルアートの手法をプログラムに反映しています。さらに、各教室には多様な国籍の講師やスタッフが揃い、子どもたちは異文化体験や多様な価値観に自然に触れることができます。このような環境は、グローバル化が進む現代において非常に重要です。

心強い少人数指導

「Creative Tec Lab」では、少人数制の指導を実施しており、子どもたち一人ひとりに寄り添ったサポートを行っています。長年教育現場で培ったノウハウを活かし、初めてのプログラミングやデジタル制作でも安心して学べる環境を提供しています。分からない点があればすぐに相談できる体制を整えているため、子どもたちは安心して学びを深められます。

代表の思い

SkyBring株式会社の代表取締役菊地貴志氏は、「もっと自由に考えていいんだよ」「自分の興味を大切にしていいんだよ」と子どもたちに伝えたいと語ります。教育の現場では正解を求める傾向が強いですが、「Creative Tec Lab」ではプログラミングやAI技術を手段として利用し、子どもたちが「つくってみたい」「試してみたい」という好奇心を大切にしたプログラムを構築しました。このような体験を通じて、子どもたちの自信や創造性が育まれ、未来の可能性を広げる礎になることを願っています。