一ノ蔵が新たに生み出した特別純米酒「辛口 吟のいろは」
宮城県大崎市に本社を置く株式会社一ノ蔵の新商品「一ノ蔵 特別純米酒 辛口 吟のいろは」が、3月25日より数量限定で販売開始されました。この特別な日本酒は、一ノ蔵の若手・中堅社員による新プロジェクト「イチからはじめるイチノクラ」の成果です。
地元産の酒造米を100%使用
「辛口 吟のいろは」は、宮城県の酒造好適米「吟のいろは」を素にしたこだわりの一品です。一ノ蔵農社で育てられたこの米は、100%使用されています。この新酒は、軽やかで新鮮な香りが魅力。瓶を開けると、心地よい芳香が広がります。
また、さらっとした口当たりの中からは、原料米の豊かな風味が感じられ、若々しい香味が持つ余韻をしっかり楽しませてくれます。特に感じられるのは、万人受けする辛口の爽やかさ。すっきりとした飲み口で、食事との相性も抜群です。
特別な製造過程
この特別純米酒の開発を担ったのは、製造部の副杜氏・阿部勝氏を中心とした若手蔵人たちです。彼らは、酒質設計に取り組むことで、新たな魅力を持つお酒を生み出しました。特に、2022年に南部杜氏の資格を取得した阿部氏の指導の下、全てのプロセスに若手社員も参加し、米作りから酒造りまで一貫して行う姿勢が、この酒の特別さを際立たせています。
米作りのストーリーを届けるQRコード
興味深いことに、瓶に貼付された裏ラベルにはQRコードがあり、このコードを読み込むことで、米作りから製造工程までのストーリーを動画で見ることができます。若手社員たちがどのような思いでこのお酒を作ったのか、ぜひチェックしてみてください。
購入情報
「辛口 吟のいろは」は、宮城県内の酒販店や百貨店、日本名門酒会に加盟している店舗で入手可能です。また、オンラインでも予約購入ができるので、手軽に楽しむことができます。720mlのボトルは、税込1,650円で提供されています。
持続可能な農業への取り組み
一ノ蔵は、1993年に米騒動という冷害に見舞われたことをきっかけに、農業に対する新しいアプローチを始めました。地元の農家と力を合わせて環境保全型農業を推進し、良質なお米を栽培するノウハウを蓄積しています。現在では、約20ヘクタールの農地で酒造りに必要な米を育てているとのことです。
このように、地元の風土を大切にし、社員たちの手によって生み出された「一ノ蔵 特別純米酒 辛口 吟のいろは」。ぜひこの機会に、その味わい深さを体験してみてはいかがでしょうか?飲むことで、地元の魅力や挑戦に直接触れることができることでしょう。