外国人向けの介護職員初任者研修、第2期生募集開始
日本の介護業界が抱える人材不足は深刻です。その中でも、外国人の介護人材を育成する試みが進行中です。仙台市に位置する社会福祉法人あいの実が運営するオレンジアカデミーでは、訪問介護で即戦力として活躍できる外国人向けの介護職員初任者研修を実施しています。2025年12月2日から19日まで開催予定の第2期生の募集が始まり、多くの応募が期待されています。
第1期研修の成果
2025年3月に行われた第1期研修では、ネパール人を含む4名の受講生が全課程を修了しました。受講生からは、「とても楽しかった」との感想や、「実際の業務に役立つ知識を学べた」との声が寄せられています。この好評を受けての第2期生の募集に、多くの外国人が関心を抱いています。
知識定着を支援する教育法
多くの外国人スタッフが言葉の壁や専門用語の難しさに苦しんでいる中、オレンジアカデミーはその課題を解決するために設立されました。教材においては、やさしい日本語を使用し、理解しやすい講義を徹底しています。特に専門用語の習得は大きな課題ですが、実用的な言葉を学ぶことができる環境が整っています。特に、漢字にはふりがなを付けたり、ビジュアル教材を用いるなど、学ぶ上で工夫を凝らしています。
短期集中型カリキュラム
この研修プログラムは、最短3週間という期間で資格取得が可能です。全国各地からの参加者にとっても利用しやすいように、宿泊サポートも用意しており、経済的・時間的な負担を軽減しています。また、現場で必要なスキルを即座に習得できるよう、実践的な内容が組まれています。
少人数制で行う丁寧な指導
オレンジアカデミーの特徴は、少人数制での講義です。一人一人とじっくり向き合うスタイルで、質問や疑問への回答時間も十分に確保されています。参加者全員が理解できるまでサポートする体制が整っており、自信を持って学ぶことができます。
申込みと詳細
第2期生の募集は、2025年11月25日まで行われますが、定員に達した時点で募集が終了します。事前に公式サイトを確認の上、応募することをおすすめします。対応言語はミャンマー語、ベンガル語、タガログ語、中国語簡体字、ネパール語となっており、その他の言語も相談可能です。
まとめ
社会福祉法人あいの実は、地域に根ざした福祉事業を展開し、外国人スタッフが日本でスムーズに働けるよう支援しています。研修後には、即戦力として現場で活躍できるスキルを身につけることができるこの機会、ぜひご検討ください。