仙台の省エネオフィス
2025-06-11 16:48:28

仙台の新名所!省エネオフィスビルの環境効果を算定

仙台の新名所!省エネオフィスビルの環境効果を算定



宮城県仙台市に位置する「アーバンネット仙台中央ビル」は、環境への配慮が施された新しいオフィスビルとして注目を浴びています。このビルは、NTTアーバンソリューションズグループが手掛け、省エネ建築物における新たな取り組みを実現したものです。特に、このビルではオーナーとテナントの両方にメリットをもたらすような価値算定が行われています。

環境性能の新たな指標



NTTアーバンソリューションズグループは、地域特性を活かした街づくりに力を注ぎ、高い環境性能と快適な空間の両立を図るために、さまざまな環境認証を取得しています。このたび、「アーバンネット仙台中央ビル」において、実際に運営されているテナント型オフィスビルで初めて省エネの効果を具体的に算定しました。

このビルは、NEBs(Non-Energy-Benefits)と呼ばれる副次的効果が1.7億円と算定され、光熱費削減の直接効果であるEB(Energy-Benefit)が0.7億円に達しました。これにより、ビル全体の効果額は、合計2.4億円となります。入居テナントには2.2億円の効果をもたらし、オーナーへの効果も0.2億円とされています。この成果は、テナントとオーナー双方にとって新しいビジネスモデルの一環として価値を提供することを示しています。

詳細な効果の分析



省エネ型オフィスビルがもたらす副次的効果は、健康の増進や知的生産性向上といった要素に現れます。ワークプレイスの環境改善により、利用者の精神的・身体的健康が向上し、集中力や作業効率も上昇することが期待されています。このような効果が定量化されており、ビル全体における副次的効果は1.7億円/年と評価されています。

光熱費削減の直接効果については、アーバンネット仙台中央ビルが最高評価のSランクを獲得したCASBEE(建築確認総合性能評価)に基づき、BEI(基準一次エネルギー消費量に対する設計一次エネルギー消費)が0.50を達成しています。また、AI空調の導入や再生可能エネルギーの調達、敷地内の緑化など、多角的な環境負荷低減策が講じられています。この結果、光熱費削減効果はビル全体で0.7億円と算定されました。

知的生産性向上の潜在的価値



今回の算定結果を受けて、アーバンネット仙台中央ビルはさらに価値あるオフィス空間としての提供が期待されています。知的生産性向上や健康増進に寄与するたくさんの施策が今後のテナントにとっての新たな魅力になるでしょう。環境性能が高く、トレンドに合ったビルの建設は、企業の競争力を高めるとともに、持続可能な社会への移行を意味します。

結論と今後の展開



NTTアーバンソリューションズグループは、引き続き環境に配慮した建物や施策の推進を行う方針です。テナントに高い価値を提供し、新しいビジネスモデルの構築を進めるため、フィードバックを活かした価値算定ロジックを深化させていきます。これからの社会において、省エネとサステイナブルな環境づくりがどのように進化していくのか、私たちも注目していきたいと思います。


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