2025年度 こども食堂スタート応援助成プログラム募集開始
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえと株式会社ファミリーマートが2025年度のこども食堂スタート応援助成プログラムを実施します。このプログラムは、全国に広がるこども食堂の新規設立を支援することを目的としています。
プログラムの背景
こども食堂は、全国各地で急速に増加していますが、特にまだこども食堂が存在しない地域が多く残されています。むすびえは、地域の子どもたちが安心して食事を取れる場所を提供し、地域コミュニティの構築を目指しています。2023年度には451のこども食堂が新しく設立され、地域のつながりを深めるきっかけとなりました。
2025年度助成プログラムの概要
この助成金は、1団体あたり50,000円で、最大250団体に対して支給されます。対象期間は2025年7月1日から11月30日までで、この期間内に初めてこども食堂を開催する団体が対象です。特に、地域にこども食堂が存在しなかった場合は優先的に助成されます。
申請方法とスケジュール
申請受付期間は2025年7月1日11:00から8月29日15:00まで。申請を希望される団体は、オンライン説明会に参加することが推奨されます。オンラインの説明会は、同日の10:00と17:00に行われ、プログラムの趣旨や選考基準について詳しく説明されます。
参加者の声
2024年度の助成を受けた団体からは、実際に開催したこども食堂の様子や参加者の感想が寄せられています。千葉県の「みんな食堂かけわたし」では、多世代のボランティアと子どもたちが交流し、新たな地域の絆が生まれたと報告。京都府の「ごはんベースMOGUMOGU」では、子どもたちが大人と自然にコミュニケーションを取る様子が見受けられました。さらに、福岡県の「こども食堂かあさん家」では、地域の人たちの温かい声かけが子どもたちを迎え入れる環境を作り出しています。
こども食堂とは?
こども食堂は、子どもたちが安心して利用できる食堂で、地域でのボランティア活動によって運営されています。無料または低額で食事が提供され、食を通じた世代間交流が生まれています。全国にはすでに約10,867箇所のこども食堂が存在し、様々な社会的課題の解決に寄与しています。
まとめ
今回の助成プログラムは、地域に必要なこども食堂を増やし、誰一人取りこぼさない社会の実現に向けた第一歩となります。ファミリーマートとむすびえが一体となって進めるこのプログラムが、たくさんの地域に新たな焼き立ての希望をもたらすことを期待しています。興味がある方は、ぜひ申請をご検討ください。