新たな挑戦で気仙沼の魅力を発信!
宮城県気仙沼市に拠点を置く老舗のコヤマ菓子店が、2025年9月5日(金)に仙台駅直結の商業施設「エスパル仙台」に新店舗『うみねっこー屋(UMINECCO-YA)』を先行オープンします。この新たな一歩は、東日本大震災での店舗喪失からの復興を遂げた同店にとって、さらに大きな成長に向けた重要な挑戦となります。
コヤマ菓子店について
コヤマ菓子店は、1887年に創業し、現在まで五代にわたってお菓子を製造・販売してきました。2011年には震災で店舗を失うも、地域の温かい支援を受けて2019年に新たな店舗を再建。地元の素材を活かしたユニークなお菓子作りを続けており、特に「はまぐりもなかくっきー」や「塩あんくっきー」など多様な商品が人気です。
マスコットキャラクター「うみねっこー」
新店舗の名の由来となるマスコットキャラクター「うみねっこー」は、気仙沼の市の鳥であるウミネコをモチーフにした愛らしい存在です。このキャラクターはSNS上でも話題となり、さまざまなグッズ展開が行われています。特に、人気のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」が名付け親となり、多くの注目を集めています。
仙台への出店挑戦の意義
現在、菓子業界は様々な挑戦に直面していますが、エスパル仙台への出店は、宮城・東北からの魅力を全国に届けるための重要な拠点となる見込みです。仙台駅は今後のインバウンド需要の増加が期待されるため、この立地に出店することで、さらなる販路の拡大を図る狙いがあります。
新店舗「うみねっこー屋」の詳細
新店舗は、エスパル仙台本館B1Fエキチカおみやげ通りに位置し、グランドオープンは2025年10月1日(火)。オープン初日から数日間は、先着100名の来店者に記念限定ステッカーをプレゼントする特典も用意されています。
主な商品には、気仙沼名物の「はまぐりもなかくっきー」の他、「塩あんくっきー」や「さんまパイ」、さらには新たに開発する季節限定商品も予定されています。営業時間は、平日が10:00~20:00、金・土・祝前日は21:00までと、幅広いニーズに応える体制が整っています。
地域貢献への思い
コヤマ菓子店の五代目店主、小山裕隆は、「灯台のように地域を照らし、いざなう菓子屋」を目指すと語ります。震災を乗り越えて地域に貢献するために、観光振興と地元の新しいシンボルとなる「うみねっこーランド」の建設を2034年に計画しています。これは単なる店舗の拡張ではなく、地域活性化を目指す壮大な構想なのです。
まとめ
仙台に新たにオープンする『うみねっこー屋』は、コヤマ菓子店の復興のシンボルであるだけでなく、気仙沼の魅力を全国に伝える架け橋となります。その開店に先立ち、8月22日にはファンミーティングも開催予定で、地域とのつながりを重視した活動が進んでいます。これからも、コヤマ菓子店の挑戦から目が離せません!