TCBの顎下脂肪吸引研究が導く未来の予測モデルとは
美容外科での顎下脂肪吸引手術が近年人気を博していますが、その術前にどれだけの脂肪量が吸引されるのかを定量的に予測する方法が求められていました。今回、TCB東京中央美容外科の松村圭祐医師と山本展生医師がこの問題に挑戦し、「「Preoperative Prediction of Submental Liposuction Volume Using Outpatient-Accessible Measures: A Single-Center Pilot Study Employing the Syringe Technique」と題する研究を発表しました。
背景と研究の目的
顎下脂肪吸引は、フェイスラインを整え、頸部の輪郭を美しくするための施術です。しかし、術前の吸引量を正確に予測するための指標は、十分に整備されていませんでした。本研究では、外来で手軽に測定できる身体計測値を用いて、術前に吸引量を予測するモデルを構築しようとしました。
研究の方法
この研究は2025年の初めから8月までの間、TCBで顎下脂肪吸引を受けた63例を対象に行われました。術前に、顎下部の縦方向及び横方向の距離、皮下脂肪の厚さ、脂肪の硬さ、さらに体重指数(BMI)を記録し、これらのデータと実際の吸引量の関連を分析しました。最終的には、これらの指標をもとに重回帰モデルを構築し、予測式を導出しました。
主な研究結果
調査の結果、吸引量に強い相関を示す因子は、皮下脂肪厚、縦方向距離、BMI、脂肪の硬さでした。研究チームは、これらに基づく回帰式を用いることで、吸引量を比較的高精度で予測できることを確認しました。最終的な予測式は以下のとおりです:
予測吸引量(mL) = −7.3587 + 0.7904 × 皮下脂肪厚(mm) + 0.3084 × 縦方向距離(cm) + 0.8934 × BMI − 4.3066 × 硬さスコア(1–3)
このモデルにより、術前カウンセリングの質の向上や手術計画の精度向上が期待できるとされています。
今後の展望
この研究は、ただ単に一つの手術にとどまらず、今後の美容外科手術全般においても、術前評価やカウンセリングの基盤を強化することに寄与するでしょう。特に、若手医師の教育や施術標準化にも役立つ可能性が高いです。顎下脂肪吸引手術は今後ますます普及し、その信頼性が高まることでしょう。
TCBは全国に98院を展開しており、患者様の「キレイを幸せに」を実現する美容医療を提供しています。今後も、最新の美容医療技術の研究と進化から目が離せません。