村上賀子写真展「Portraiture」がイグーネ荒井で開催！若手写真家の世界を堪能しよう

村上賀子写真展「Portraiture」について

2025年4月22日から5月4日まで、仙台市若林区にあるイグーネ荒井で村上賀子の写真展「Portraiture」が開催されます。この展示は、アートを身近に感じてもらうため、東北に関連するアーティストを中心にした作品の展示を行うイグーネ荒井の一環で行われます。

イグーネ荒井は、カフェ、セレクトショップ、美容室が併設された複合商業施設で、来訪者はリラックスした空間でアートを楽しむことができます。特に、2025年4月は「仙台市営地下鉄東西線でつなぐART企画」として、大町西公園駅にあるGallery TURNAROUNDとのコラボレーションで、村上賀子の作品を同時に展覧します。

展示内容

「Portraiture」では、村上賀子の代表作《Known Unknown》から選ばれた作品10点が展示されます。この作品は、作家と同世代の女性を主な被写体にしており、彼女たちが自然体でいる瞬間を中判カメラで捉えています。特徴としては、顔を明確には写さず、空間や彼女たちの身に纏うものの詳細を描写している点が挙げられます。

観覧者はこれらの肖像を通じて、自己と他者、また存在の曖昧さについて考えさせられるでしょう。見た人は、村上賀子が伝えようとするメッセージをどのように受け取るのか、その解釈は様々です。

会場の魅力

展示会はイグーネ荒井内の1階カフェ、2階カフェ、1階セレクトショップに分かれて行われます。本格的なギャラリーさながらの展示方法で、訪れる者は知らず知らずのうちにKnown Unknownの世界に引き込まれることでしょう。セレクトショップgood stuffでは、村上賀子の写真集《Known Unknown》を手に入れることができる他、彼女監修のオリジナルグッズも販売予定です。

村上賀子について

村上賀子は仙台市出身の若手写真家で、武蔵野美術大学大学院で学んだ後、コンセプチュアル・フォトの権威である山崎博氏に師事しました。これまでの主な個展には「Anonymous Danes」（2024）や「Known Unknown」（2021/2022/2024）があり、さらに、多くの賞を受賞しています。特に、2025年にはZOOM JAPANでグランプリを受賞するなど、そのメッセージ性と独自の視点で注目を集めています。