小売業のデータ活用を革新する「d3」
宮城県仙台市に本社を構えるデータコム株式会社が、商品分析システム「d3」の新バージョンを発表しました。このシステムは、小売業界向けに設計されており、POSデータを基にした詳細な売上分析が可能です。店舗運営に不可欠な売上数値、予実ギャップ、ロス率などを容易に集計でき、リアルタイムでのデータ分析を支援します。
「d3」のアップデート内容
今回のアップデートでは、ユーザーの利便性を向上させ、より効率的なデータ分析を実現する新機能が追加されました。特に注目すべきは、システムの拡張性の強化と使い勝手の向上です。
マルチモニター対応
新バージョンでは、拡張画面上でもウィンドウを開けるようになり、ユーザーは複数の情報を同時に処理しやすくなりました。これにより、分析作業がより円滑に進むことが期待されます。
出力機能の拡張
ExcelやCSV形式に出力可能な行数や列数が増えたことで、データの活用範囲がより広がりました。必要な情報を迅速に抽出し、さまざまな分析業務に役立てることが可能です。
d3webの便利なブラウジング
ブラウザ版の「d3web」も進化を遂げており、今までは一つのタブでしか使用できなかったのが、複数タブでの利用を可能にしました。これにより、異なる売上データの比較がより容易に実現します。さらに、分析画面に追加されたメニューバーによって、従来の「d3」と同様の機能が即座に利用できるようになっており、データ出力画面も柔軟に設定できるようになっています。
今後の展望
データコムは、更なる機能改善と新たな分析手法の開発に努めていくと明言しています。市場の動向や顧客のニーズを反映し、小売業界の発展に寄与するソリューションを提供することが目標です。また、最新技術の導入により、運用の簡素化を図り、ユーザーが手軽に利用できるシステム構築を推進していきます。
データコム株式会社について
1994年に設立されたデータコム株式会社は、小売業界に特化したパッケージシステムを提供しています。販売データや顧客データを用いた戦略設計が重要視される中、その使命は「ビジネスへの新たな価値を創造し、確かな感動を生み出す」ことに定義されており、小売企業の成長をしっかりサポートしています。これからも新たな挑戦を続け、小売業界全体の活性化に寄与していく姿勢を持ち続けています。
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