宮城の新しい食文化
2025-05-29 11:58:28

宮城の新たな食文化を築く!進化する水産加工品と地元の挑戦

宮城の新たな食文化を築く!進化する水産加工品と地元の挑戦



宮城県水産加工品品評会で特筆すべき賞、農林水産大臣賞を受賞した商品が登場しました。これは「チーズdeわかめ」という名の新しい食材で、廃棄される予定だったわかめを利用し、さらに女性の健康をサポートする「乙女の味方」というスープも同時に発表されています。これらの商品はすべて、東京のニューホライズンコレクティブ合同会社がプロデュースし、宮城県の企業と協力して創り上げたものです。

地元食材のアップサイクル



「チーズdeわかめ」は、宮城の三陸地域で養殖されたわかめの未利用部分を活用した革新的な商品です。温暖化の影響で毎日300〜500kgのわかめが廃棄されていますが、これを料理研究家の井原裕子さんが監修し、パッケージデザインは常葉大学の学生たちが手がけました。サラダやトーストにぴったりのこの商品は、湯通しされたわかめに米油、アーモンド、クラフトチーズを合わせ、気仙沼の塩で味付けされています。

一方、「乙女の味方」は、日々忙しい女性が食から栄養を摂取しやすくすることを目指したスープです。宮城のトマトやパプリカ、鶏のレバーを使用し、流通に乗らない端材を利用したこのスープは、しっかりとした栄養を提供しながら美味しさも兼ね備えています。

特徴的な商品の開発過程



「チーズdeわかめ」の開発では、規格外わかめを湯通しし、フリーズドライ加工を施します。このプロセスを経て、米油、クラフトチーズ、アーモンドを混ぜ込み、仕上げに天然塩で味を整えます。その結果、食材本来の風味を生かしながら、健康にも良い商品となりました。

「乙女の味方」に関しては、規格外の宮城県産トマトを利用し、そこから搾汁を行い、スパイスを加えてじっくりと煮込むことで栄養価の高いスープが誕生しました。特に、鶏のレバーからは深い旨味が引き出されています。

未来に向けた取り組み



この二つの商品は、全て廃棄されるはずだったものや流通に乗らない食材を最大限に活用したアップサイクル商品です。そんな新たな取り組みを通じて、宮城の地場産業を盛り上げ、食材の価値を再認識してもらうことが目指されています。

井原裕子さんは、これらの商品の開発に際して、「若い世代にも食べやすいように、わかめとチーズの組み合わせを考えた」と述べています。また、「乙女の味方」の開発においても、鉄分を効果的に摂取できる食材の組み合わせを重視したことが際立っています。

最後に



これらの取り組みが成功することで、地域経済の活性化とともに、広く宮城の食の魅力を発信し、さらに多くの人々に愛される商品として成長していくことが期待されます。今後、両商品はECサイトでの販売を中心に展開され、より多くの消費者に届くこととなるでしょう。ぜひ、注目していてください。詳細情報は各商品サイトで確認できます。


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