2025年の買い物事情調査が明らかに!
株式会社mitorizが実施した2025年の「食品と日用品の買い物に関する調査」では、消費者の購買行動に関する興味深いデータが見つかりました。この調査は、2989人のデータをもとに、日用品や食品に関してどのように購入するかを探るものです。調査結果からは、若年層の口コミ重視や、日用品でのポイント意識の高まりが浮かび上がってきました。
買い物の頻度と時間帯
調査によると、買い物に行く頻度で最も多かったのは「週に1~2回程度」であり、これが全体の36.3%を占めています。夕方以降(17時〜20時)に買い物をする人が30.4%いることから、仕事帰りのタイミングでの買い物が多いことがわかります。この時間帯に加えて、午後(12時〜17時)と午前中(~12時)も同程度の比率で利用されています。
誰がどこで買い物をしているのか
購入先としては「スーパーマーケット」が89.6%と圧倒的で、次いで「ドラッグストア(59.1%)」や「コンビニエンスストア(32.4%)」が続きます。特にコンビニへの利用が20代以下と30代で高い結果が見られ、若年層が利便性を重視していることがわかります。
口コミと情報源の変化
参考にする情報源でも大きな変化が見られます。「チラシ(52.9%)」や「店頭POP(40.9%)」が高い割合で支持されていますが、若者は「SNS」や「YouTube」、「口コミ」に重きを置いている傾向があります。特に20代以下の若年層では、SNSを使った情報収集が29.5%と高く、家族や友人の「口コミ」も重要視しています。
食品購入時の重視点
食品の購入時に最も重視されるポイントは「価格の安さ(78.4%)」で、次いで「特売や値引の有無(52.9%)」、「ポイントが貯まる(46.5%)」が続きます。この結果は、多くの消費者がいかにお得に購入できるかを重視していることを示しています。年代別にみても、「品質の良さ」に対する関心は、年齢が上がるほど強くなる傾向があります。
日用品購入時の変化
日用品の購入に関しては、「価格の安さ(70.9%)」が最も重要とされ、その次に「ポイントが貯まる(45.6%)」が来ることが特徴的です。日用品では即時的な値引きより、将来的なポイント獲得を意識している傾向が強いことがわかります。特に「容量やサイズ感」が「品質の良さ」を上回る結果が出ていることから、実用性が重視されています。
結論
この調査から見えるのは、消費者が買い物の際に重視する点や情報源の変化です。特に若年層は口コミを重視し、日用品においてはポイントを重点に置くなど、購買行動が進化しています。これらのデータは、今後のマーケティングや販売戦略において重要な指針となるでしょう。引き続き、消費者の動向を注視していくことが必要です。