新幹線と再エネ
2025-01-15 16:32:28

山形・秋田新幹線が再生可能エネルギーを導入します!

山形・秋田新幹線に新たな風:再生可能エネルギーの導入



2025年4月から、山形・秋田新幹線に再生可能エネルギーによる運転用電力が導入されることが決まりました。この取り組みは、東日本旅客鉄道(JR東日本)と東北電力の共同プロジェクトの一環として進められています。この内容を詳しく見ていきましょう。

1. プロジェクトの背景



JR東日本は、持続可能な社会の実現に向けて環境負荷の軽減に取り組んでおり、その一環として再生可能エネルギーの導入を進めています。具体的には、太陽光発電所で生成された電力を山形・秋田新幹線に供給し、運行に必要なエネルギーの一部を賄うというしくみです。この施策は、同社が初めての試みとして実施します。

2. 供給体制の詳細



このプロジェクトでは、JR東日本専用の太陽光発電所が発電した電力を、東北電力が一般的な送配電ネットワークを利用して、山形・秋田新幹線の運転用変電所に供給します。供給開始は2025年4月を予定しており、山形新幹線(福島駅~新庄駅間)および秋田新幹線(盛岡駅~秋田駅間)が対象になります。
この取り組みにより、年間約3,500万kWhの再生可能エネルギーが供給され、これは一般家庭約11,200世帯分に相当するほどの電力です。

3. 環境への影響



このイニシアチブによって、年あたり約16,500トンのCO2排出を削減できると見込まれています。この数字は、山形新幹線と秋田新幹線で排出されるCO2の約20%に相当します。このように、JR東日本は環境への配慮を重視し、カーボンニュートラルに向けたアクションを強化しています。

4. JR東日本の長期目標



JR東日本は「ゼロカーボン・チャレンジ2050」という長期的な環境目標を掲げており、2050年度までにCO2排出量を実質ゼロにすることを目指しています。これに迫る形で、風力や太陽光などの再生可能エネルギーの導入を積極的に推进するとともに、エネルギーの「つくる」「送る」「ためる」「使う」といった全段階において新技術を導入しています。

5. 地域社会との連携



東北電力は、2025年までにカーボンニュートラルを実現するため、再生可能エネルギーの最大限の活用を進めています。これにより、企業や地域社会における環境意識の高まりに応える形で、さまざまなグリーンエネルギーソリューションの提供を行っています。

まとめ



山形・秋田新幹線における再生可能エネルギーの導入は、環境保護に向けた大きな一歩であり、今後のカーボンニュートラル社会への道筋が示されています。この取り組みによって、地域の皆さまや利用者にとっても大きな意義を持つことでしょう。この新しいエネルギーの形がどのように実を結んでいくのか、これからの展開が楽しみです。


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