いけばな展『ぼくはコンビニのチョコが好き。』
現代華道家である大薗彩芳の新たな作品展『ぼくはコンビニのチョコが好き。』が、2025年11月14日から12月6日まで、東京のソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」で開催されます。本展示は、現代の日常生活で身近にあるコンビニエンスストアを題材にし、日本の伝統文化であるいけばなと掛け合わせたユニークな作品群を紹介します。
コンビニといけばなの新たな関係
大薗彩芳は、「コンビニ」という現代の象徴と、500年以上続く日本のいけばなの伝統を組み合わせることで、現代社会における新たな価値観を提案します。「私たちの文化はどうなっているのか、何を大切にするべきか」という問いを投げかけ、観客に深く思索させる作品を展開。揺れ動く時代の中で、文化の持つ力を再認識させる場を提供することを目指しています。
大薗は自身のアーティストステイトメントの中で、現代社会が抱える不安や混沌について触れ、そこから逃れるための一つの手がかりとして、日本文化への新たな関心を持つ必要性を語っています。「コンビニ」と「いけばな」という一見異なる要素を融合させ、アートを通じて新しい視点を提供するこの展覧会は、参加者にとって新しい発見の場となることでしょう。
展示概要とオープニングイベント
展示概要
- - 開催期間: 2025年11月14日(金)〜12月6日(土)
- - 開館時間:
- 火曜日: 10:00 - 20:00(ギャラリーのみ)
- 水〜金曜日: 11:00 - 23:00(カフェ&ギャラリー)
- 土曜日: 11:00 - 18:00(カフェ&ギャラリー)
- 日・月・祝日は休み
- - 入場料: 無料
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門1丁目2-11 The ParkRex TORANOMON 1F
オープニングイベント
11月14日(金)の18:00から21:00まで、オープニングイベントが開催されます。このイベントでは、いけばなパフォーマンスが実施され、その後の懇親会で参加者同士がアートについて語り合う機会が設けられています。
当日は公開制作も行われるため、作品がどのようにして創り上げられていくのかを間近で見ることができる貴重な機会です。参加費は無料ですが、ドリンク代は別途必要です。
いけばなの魅力に触れる
今回の展示では、従来の「花」としてのいけばなに加え、「枝」や「木」さらには異素材を使用した作品も多数展開される予定です。これにより、観客はいけばなの持つ多様な表現方法を体感しつつ、伝統文化に新たな視点を与えられることでしょう。
大薗彩芳は、いけばなはただの生け花ではなく、オシャレで格好良い文化であることを示したいと言っています。彼女の目指すのは、いけばなを通じて人々に日本文化への興味を持ってもらうことです。今回の展示が参加者にとって、情報や不安が交錯する現代社会への一つの解決策となることを願っています。
アーティストプロフィール
大薗彩芳は、1987年生まれの現代華道家であり、草月流の一級師範としても知られています。彼女は、日本の伝統文化を現代的に再構築し、さまざまな素材を使ったアートを手掛けることで、無限の可能性を探求しています。また、これまでに数々の賞を受賞し、その作品は高く評価されています。
終わりに
現代の生活に根付いた新たな文化としてのいけばなを楽しむ機会をぜひお見逃しなく。この展覧会を通じて、コンビニの魅力と日本の伝統美がどのように融合していくのかを体験しましょう。チョコレートと華道の新たな形を、ぜひ一緒に発見しに来てください。