第2回シードキャンプ開催のお知らせ
2025年5月17日、仙台市泉区のあいの実COCOON西田中にて、医療的ケアを要するお子さんを持つご家族を対象にした「第2回シードキャンプ」が開催されます。このキャンプの使命は、制度のはざまで孤立しがちな家族が主役になることにあります。参加する親御さんやきょうだい児が積極的に関わりながら、互いの時間や交流を楽しむことを目的としています。
キャンプの背景
近年、福祉制度の整備が進む一方で、家族支援は依然として不十分です。特に、医療的ケアが必要な児者を持つ家族は、24時間体制での介護を行いながら、社会的孤立を経験することが多いのです。そんな中、あいの実では「仙台あばいんプロジェクト」を立ち上げ、福祉支援モデルの構築に取り組んでいます。
この「療育キャンプ」は、家族の形を再構築し、地域での共生や災害対応力の向上など、さまざまな社会課題にアプローチする新たな試みです。家族全体が主体的に関わることにより、新しいネットワークや支援の形が広がることを目指しています。
キャンプ概要
- - 主催: 社会福祉法人あいの実
- - 日程: 2025年5月17日(土)9:00~16:00
- - 会場: あいの実COCOON西田中(仙台市泉区)
- - 対象者: あいの実のご利用者のご家族(保護者・きょうだい児)
- - 参加形式: 家族が主体となった積極参加型キャンプ(最大8組)
- - 参加費: 大人1,000円/18歳まで500円(3歳未満は無料)
キャンプのハイライト
- - 災害時に役立つ技術: ロープワークや小枝クラフト等のキャンプ技術を学ぶセッションを用意しています。
- - アウトドア調理: ホットドッグや焼きそば、ポップコーンなどの調理体験を通じて、家族での協力を促します。
- - 対話と学びの時間: 「家族未来会議」やワークショップを通じて、参加者同士の意見交換や知識の共有が行われます。
キャンプを通じて、参加する家族同士がつながり、互いの悩みや喜びを分かち合う場となります。問題意識を共有し、実際に体験することで新たな視点を得ることが期待されており、一歩進んだ支援を実感できる機会となるでしょう。
メディア取材について
報道関係者にとって、本キャンプは、医療的ケア児者の家族が抱える孤立や共依存、制度のはざまなどの複雑な課題に対する一つの答えとなります。取材を希望されるメディアの皆さまは、事前にご連絡いただければ、当日の取材機会や個別ブリーフィングなどを調整します。
社会福祉法人あいの実
広報担当:阿部美穂
Tel:022-785-9440
Mail:
[email protected]
Web:
あいの実公式ウェブサイト
皆様のご参加を心よりお待ちしております。本キャンプを通じて、多くの家族が希望を持つきっかけとなることを願っています。