温泉・湯治文化を未来へ広げる『湯治タイムス』の創刊
2026年1月26日、温泉や湯治文化をテーマにした新しいメディア『湯治タイムス』が誕生しました。創刊に際して、湯治ぐらし株式会社の代表取締役である菅野静さんは、温泉・湯治文化を次世代に繋ぐ重要性を強調しています。このメディアは、地元のふるさと納税を活用したクラウドファンディングによって資金を集め、多くの支援者に支えられて創刊に至りました。
湯治文化の未来を守るために
日本の湯治文化は、心身の健康を促進する“養生”として長い間親しまれてきましたが、近年では利用者の減少や担い手不足により、衰退の危機に直面しています。『湯治タイムス』は、単なる観光資源としての温泉ではなく、地域の暮らしに根付いた文化や社会の基盤としての価値を見直し、共創型のメディアとしてその普及を目指しています。
紙媒体とWebを通じて、地域に残る湯治の知恵や人々の生活を全国に届け、湯治文化の価値を再発見できるような取り組みを進めています。これにより、湯治に関する情報の共有や、地域のつながりを強化することが期待されています。
現地の声をしっかりと取り入れる
創刊号では、拠点の別府市を越えて、宮城県の東鳴子温泉や島根県の温泉津温泉などへも出向き、地域のプレイヤーたちとのインタビューを通じて、現場の声をリアルにお届けします。また、20年以上にわたって「現代湯治」を提唱している宿屋のオーナーや温泉の管理者から、貴重な意見を伺いました。
異なる地域で実践されている伝統的な湯治を、現代のライフスタイルに合わせた新たな形として提案する内容を、全8ページにわたってまとめています。
創刊号の特集内容
『湯治タイムス』創刊号では、以下のテーマについて特集があります:
- - 温泉の「個性」を五感で楽しむ(東海大学斉藤雅樹教授)
- - 現代湯治を実践する宿オーナーへのインタビュー(別府の冨士屋ホテル、鳴子の旅館大沼、温泉津の薬師湯)
- - 若者たちによる温泉・湯治文化について語り合った座談会(立命館アジア太平洋大学・別府大学院の学生たち)
- - 温泉効果をデータで“見える化”する「湯治チェックアップ」の紹介
- - 別府市の新たな湯治やウェルネスの取り組みについて
今回の創刊号は、温泉文化の個性や新たな試みを全面的に紹介しており、現代に息づく湯治文化への理解を深めるきっかけとなることでしょう。
フリーペーパーとして全国へ配布
『湯治タイムス』は、全国の温泉地、宿泊施設、公共施設などで無料配布される予定です。単なる情報源として機能するだけではなく、このメディアを通じて温泉・湯治文化を共に守り育てる仲間を全国に増やしていきたい考えています。
設置を希望する施設や、活動を応援してくれる個人や法人を広く募集中です。なお、湯治ぐらし株式会社は、温泉という地球の恵みを活かし、暮らしを豊かにすることに力を入れています。温泉文化の社会実装に努めており、湯治を取り入れた新たなライフスタイルを提案しています。
お問い合わせは湯治ぐらし株式会社の編集部まで。みなさんもぜひ、温泉・湯治文化を未来へ繋ぐ仲間になりましょう。