子育て支援の新たな風、佐藤利幸代表理事の就任
一般社団法人産前産後ファミリーケア協会が2025年7月1日より新たな代表理事を迎えます。これまでの活動を受け継ぎ、さらに地域の子育て支援を強化することを目的として、この新たなリーダーがどのように変革をもたらすのか注目が集まっています。
新しい代表理事、佐藤利幸氏
佐藤利幸氏は、栃木県小山市出身の子育てアドバイザーで、仙台の大学で建築学を学びました。10年間にわたり大手住宅メーカーでのセールスを経験後、大手生命保険会社でトップセールスマンとして活躍しましたが、育児を通じて新たな道を進む決意をしました。
妻の切迫早産により長期入院という状況の中、幼い子どもと2人で生活することになった佐藤氏は、親からの支援を受けることができず、自身のビジネスと家庭生活との両立に苦しむ中で、育児に対する知識やノウハウを磨いていきました。『ママに喜ばれるパパの子育て教科書』というセミナーを通じて、多くのパパたちに育児参加の重要性を伝え、感謝の声を多く受け取った経験があります。妻と共に8歳と6歳の娘の父親としても奮闘し、こども園のPTA会長としても4期に渡って活動をしています。
代表理事就任を受けての抱負
新しい体制のスタートに際し、佐藤氏は以下の方針を掲げています。
1.
企業支援と地域経済の活性化
地元企業の健康経営支援及び人材育成を通じ、持続可能な経済の成長と地域雇用の創出を目指します。地域の子どもたちが将来的に地元企業で活躍できる未来を描くことも目指しています。
2.
スポンサーシップによる価値創造
地域のイベントのスポンサーに対して、単なる広告ではなく、地域に寄り添った企業ブランドを育てるための取り組みやインタビュー動画の制作などを行います。
3.
パパリテラシーの推進と家族支援の深化
これまでの産後ケアの経験を生かし、父親の育児参加を奨励するパパ講座や「タイムマシン育児」のイベントをさらに充実させていきます。
社会全体での子育て支援
現在の日本社会では、子育ては多くの家庭にとって大きな負担となっています。佐藤氏は、一般社団法人産前産後ファミリーケア協会の理念である「誰かの犠牲で成り立つ子育てを終わらせ、社会全体で子育てを楽しむ文化をつくる」という姿勢を持ち続け、地域全体での子育て支援を推進していく姿勢を強調しています。
今後は、行政や医療機関、教育機関との連携をさらに深め、全国規模で子育て支援の講演活動を展開し、地域の皆様とのパートナーシップを築いていくことが目標です。
新たなリーダーシップのもと、産前産後ファミリーケア協会はますます多様な試みを通じて、みんなが安心して子育てできる環境を整えていくことでしょう。これからも地域の子どもたちと共に成長していく姿を期待しましょう。