2025年の春、迎える特別な祭り
2025年4月12日(土)、山口県周防大島町にて、地域の魅力を体感できる「周防大島つながり祭り」が開催されます。今回のイベントでは、気仙沼大島から新鮮なホタテが届けられ、その背景には両島の間に結ばれた固い絆と希望があります。
この祭りは、自然体験教育の先駆者である清水国明氏が代表を務める「5Gローカルイノベーション株式会社」が主催し、合同会社LinksEntertainmentときんもくせい合同会社も協力して進めています。さらに、地域企業の株式会社ファーストイノベーションもWEB支援を行い、この祭りの成功を後押しする役割を担っています。
「海の贈り物」としてのホタテ
本祭りでは、気仙沼大島の「緑の真珠」と讃えられる自然の恵みとも言えるホタテが、1,200kmの海を越えて、周防大島へと運ばれます。これは単なる海産物の提供ではなく、「つながりを大切にしたい」という温かな心のこもった贈り物です。気仙沼大島のカネキ水産代表、小松博文氏は、朝獲れのホタテを提供し、漁師たちの思いも一緒に届けようとしています。
「俺たちが届けたいのは単なるホタテだけじゃない。この海であの日々を過ごしてきた仲間たちの思いと未来への希望も伝えたい」と語る小松氏。2023年現在、気仙沼大島は多くの試練に立ち向かいながらも、漁業を続け、地域を支え合って生き延びています。コロナ禍や温暖化による影響で、厳しい現実が続く中、漁師たちは未来を信じ、日々海に向き合っています。
島同士の絆を強める場所
「周防大島つながり祭り」では、人々がこのホタテを通じてつながり、さまざまな活動や地元の特産品を楽しむことができるスポットを提供します。心温まる体験が用意されており、漁師だけでなく商店主や学生、地域住民、観光事業者など、多様な人々が参加して協力し合っています。この祭りは、立場や世代を超えた人々が共通の目標を持ち、一緒に地域を楽しむ場です。
未来を見据えた活動
このイベントに参加した人々は、まさに「自分が主役になれる」のが気仙沼大島や周防大島の醍醐味です。当日販売されるホタテの売上の一部は、地域の課題解決に寄与する活動や、持続可能な島づくりへの支援に利用される予定です。これにより、ただの物産展が「応援の循環」を生み出す活動へとつながります。
祈りが込められたホタテ
祭りは2つの島がつながる場であり、人々の思いが交わる場でもあります。小松氏が心込めて届けるホタテは、豊かな海で育まれた命そのものであり、地域の未来を守るための力強い象徴です。同時に、それを受け取る周防大島の人々も、気仙沼と同じように、海と共に過ごし、共に生きる仲間です。
この春、つながる思いを胸に、周防大島で新たな物語が始まろうとしています。この際、すべての参加者が地元の魅力を実感できるでしょう。
周防大島つながり祭り概要
- - 日程: 2025年4月12日(土)10:00〜18:00
- - 会場: 5GワーケーションビレッジSETO(山口県大島郡周防大島町伊保田1195)
- - 主催: 5Gローカルイノベーション株式会社
- - 共催: 合同会社LinksEntertainment、きんもくせい合同会社
- - 協力: 株式会社ファーストイノベーション他
- - 入場料: 無料
最後に、希望を運ぶホタテと共に、地域同士のつながりを体験しにぜひ足を運んでみてください。